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大阪ブルテオン・山内晶大主将「初代王者、絶対に取りにいきたい」今夜新リーグ幕開けのサントリー戦へ熱く語る

スポーツ報知 2024年10月11日 12時11分

 バレーボールの新リーグ「大同生命SVリーグ」は11日、男子のサントリーVS大阪ブルテオン(B)で開幕する。大阪Bのミドルブロッカー・山内晶大主将がこのほどスポーツ報知の取材に応じ、「優勝したい」と初代王者への強い思いを語った。東京体育館で午後7時5分のオープニングマッチからサントリーの高橋藍らとのパリ五輪代表対決が実現し、大きな注目を集める一戦。テレビ生中継が決まり、観戦チケットはわずか1時間半で完売するなど、大きな期待を背負って戦う。

 新リーグがいよいよ開幕。オープニングマッチは昨季プレーオフ決勝で敗れたサントリーとの一戦。雪辱を胸に、21―22年の就任後、初の日本一へ主将が導く。

 「初代チャンピオンは非常に大きな肩書きになる。第何回目より“初代”の方が注目もされると思うので、そこは絶対に取りにいきたい。昨季は天皇杯(全日本選手権)で優勝できたけど、主将となってから、リーグでは優勝できていないので、優勝したい気持ちは(初代と)ダブルであります」

 今季はパリ五輪日本代表のオポジット・西田有志、リベロの山本智大、米国代表のジェスキーに加え、セッターは永露元稀、アウトサイドヒッター(OH)では日本代表の富田将馬、キューバ代表のロペス・ミゲルが加入。力を持った選手がそろい、勢いもある。

 「攻撃力が高いチーム。サーブもスパイクも強い選手がいる。44試合あるので、同じメンバーがスタートで出るのは難しいと思うけど、自分たちは控え選手も非常に良いストロングポイントを持った選手がいて選手層も厚い。カラーは非常に盛り上がるし、たぶんノらせたら止まらない。個性が強い選手ばかりなので、それをまとめるのは非常に大変で(笑い)」

 オープニングマッチで対戦するサントリーは、身長218センチのオポジット・ムセルスキーやパリ五輪日本代表のミドルブロッカー・小野寺太志ら昨季優勝メンバーに加え、ポーランド代表で五輪銀メダルのOH・シリフカ、五輪日本代表の高橋藍らが新たに加入。ライバルチームを警戒する。

 「昨年、負けていますし、強力な上にさらに強力なプレーヤーが加入している。一筋縄ではいかないと思いますけど、自分たちも(永露元稀、富田将馬、ロペスの)3選手が加入しているので、非常に良い勝負ができると思いますし、自分たちの攻撃力を持ってすれば勝てると思っています」

 世界最高峰のリーグを目指し、大同生命SVリーグに生まれ変わった。

 「海外の選手がコートに2人(同時に)入れるようになったので、必然的にバレーボールのクオリティーは上がります。レギュラーシーズンが44試合に増えたことで、お客さんの目につく回数も増える。迫力のあるバレーボールをお届けできると思うし、多くの方に見ていただけると思うと、楽しみな部分はあります」

 パリ五輪を経て、新リーグ開幕を前に国内でのバレー熱が上がっているのを実感する。チームも昨季までのパナソニックパンサーズから大阪ブルテオンに改名。開幕直前の紅白戦にはファンクラブ会員で1000人以上の観客が来場した。

 「新しく来た選手もいる中、たぶんちょっと楽しみにしてたり、(チームの)名前も昨季から変わるのは寂しいと思った人もいるかもしれない。そんな中、ファンクラブで1000人以上来ていただいたのは非常にうれしい。もっと発信して。バレーボールの結果であったり、それ以外のイベントなど他のエンタメにもトライして、より大阪ブルテオンという名前を売っていきたい。認知してもらいたいなと思いますね」

 パリ五輪のコートに立ち、五輪で感じた熱をそのままリーグにもたらす。

 「オリンピックでは非常に多くの方から『テレビで見てました』『応援していました』といっぱい声かけてくれた。この熱を冷まさないよう、オリンピックで終わりにはさえないようにしたい。SVリーグも最初は地上波で中継していただけるので、日本はこんなにすごいクオリティーの高いバレーボールやっているんだと多くの人に届いたらいいし、その熱をキープしもっと広がるようにしたい。自分たちはしっかりプレーで見せていきたいと思います」

 主将は熱くチームを、新リーグをけん引していく。

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