◆東都大学野球秋季リーグ戦第４週第４日▽青学大５―３亜大（１１日・神宮）
青学大の中西聖輝投手（３年＝智弁和歌山）が、先発で開幕６連勝を飾った。亜大を相手に８回まで１安打無失点の快投。９回に失策絡みで１死一、二塁のピンチを招き、６番・笠松拓真右翼手（４年＝神戸国際大付）に３ランを浴びて降板したが、６勝目を挙げてチームに４つ目の勝ち点をもたらした。
１勝１敗で迎えた重要な３回戦。中西は立ち上がりからアウトを取ると声を発するなど、気合満点の投球を展開した。「負けてしまうと優勝が少し遠くなってしまうという情報だった。何としても優勝したいという一心で、初回から投げました」と中西。安藤寧則監督（４７）は「本当にきっちりと、我慢強く投げてくれた」と評価したうえで「最後のところを踏ん張れるようになってこそ、本当のエース」と話し、さらなる進化を期待していた。