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寺地拳四朗、対戦相手応援の“カネロ”・アルバレスに「僕の強さ、見せます」 レイノソ・トレーナーはカネロの来日ファイト希望明かす

スポーツ報知 2024年10月11日 17時18分

◆プロボクシング ▽WBC世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・寺地拳四朗―同級2位クリストファー・ロサレス(10月13日、東京・有明アリーナ)

 13、14日に東京・有明アリーナで行われるプロボクシングの8大タイトルマッチの公式記者会見が11日、東京・文京区の東京ドームホテルで行われ、空位のWBC世界フライ級王座決定戦に臨む、前WBAスーパー&WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)統一王者でWBC世界フライ級1位・寺地拳四朗(BMB)が世界2階級制覇に意欲を示した。

 「体調はすごくいい。相手もコンディションがすごく良さそうで、当日が楽しみ」と気合を入れた拳四朗に対し、対戦相手の同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)も「体調はいいよ。勝つために日本に来た。正々堂々と拳四朗と戦う。KOを狙う」と倒して勝つと宣言した。2018年4月に前日計量で失格となった比嘉大吾に9回TKO勝ちで初黒星をつけた元WBC世界同級王者。今年からは世界4階級制覇王者で現WBA、WBC、WBO世界スーパーミドル級(76・2キロ以下)統一王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)のトレーナー兼マネジャーのエディ・レイノソ氏の指導を受けるようになった。ロサレスは「グレートな練習をしてきた成果を見てもらいたい」と胸を張った。

 記者会見を見守ったレイノソ氏は取材に「ロサレスはすごくパワフルになった。節制して、厳しい練習をしてきた。その成果を見せる時だ。必ず勝つというメンタルも強くなった」と頼もしそうに見つめた。練習は、世界2階級制覇王者で現WBO世界スーパーフェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)のメニューと同じものを行っているそうで、カネロとの関係も良いという。試合にはカネロも来日して“チームメート”を励ます予定だ。

 カネロについて、レイノソ氏は「カネロの、日本での試合は私たちの夢でもある。来年、実現してほしいと思っている」と来年、日本で試合を行うプランを持っていることを明らかにした。「日本のファンは世界で一番だと思うので、そのファンの前で試合ができれば」という。

 カネロという最強の“助っ人”に背中を押されるロサレスだが、拳四朗も気合い十分。「僕の試合を見てもらえるのでうれしい。スーパースターに僕の強さを見せます」とロサレスの応援に駆け付ける最強ボクサーに、寺地拳四朗の強さを印象づけるつもりだ。

 戦績は32歳の寺地が23勝(14KO)1敗、29歳のロサレスが37勝(22KO)6敗。

 試合はPrime Videoでライブ配信される。

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