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ヴォレアス北海道は12日の開幕ゲームへ意欲…バレーボールSVリーグ 

スポーツ報知 2024年10月12日 8時15分

 バレーボールの新リーグ「大同生命SVリーグ」が11日に開幕した。昨季(V1リーグ)9位のヴォレアス北海道は12日、敵地で同6位・日鉄堺ブレイザーズと対戦する。今季は7年ぶりに復帰した元台湾代表の陳建禎(34)を含め有力6選手が加入。“新アリーナ構想”の浮上も追い風とし、新装された最高峰リーグに最北から殴り込む。

 新たなトップリーグとしてスタートする大同生命SVリーグは、試合数や外国人枠が増え、昨季までのVリーグよりハイレベルな戦いが予想される。2016年のチーム発足から指揮を執るクロアチア人のエド・クライン監督(43)は「対戦相手は強いチームばかりだが、挑戦できるチームを作ってきた」と立ち向かう決意を示した。

 頼もしい戦力が加わった。チーム最長身となる215センチのOPゾロトゥーヒン(ウクライナ)。フランスやドイツなど欧州でのプレー経験豊富なMBタンメマー(エストニア)。Vリーグ(昨季までV2)の北海道イエロースターズから元台湾代表のOH陳建禎(台湾)も7季ぶりに復帰した。

 選手間投票で新主将にも選ばれた陳は「すごく緊張するが、全員を全力でサポートして頑張っていきたい」とチーム最年長として先頭に立つ覚悟を口にする。

 チームには追い風も吹いている。まちづくり会社の(株)まちのミライが、6日に「旭川スポーツパーク・アリーナ・プロジェクト」構想を発表。その中心施設となるのが本拠地候補となる旭川アリーナ(仮称)だ。実現すれば、SVリーグの参入条件だった「30年以降に5000人以上収容できるアリーナを保有」というハードルをクリアできる。

 長期的な目線で強化を進めるクライン監督の目標は「トップチームに追いつくには長い時間が必要で、今季のゴールはトップチームに一歩近づくこと」。成長に重きを置きながらも、“SV元年”を沸かせる準備はできている。

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