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日本ハム・新庄監督、ロッテ・佐々木朗希攻略へ「5回まで200球投げさせる」 今日12日開幕CS第1S「正直わかりゃん」

スポーツ報知 2024年10月12日 6時0分

 「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」の第1ステージ(S)が12日からエスコンで始まる。11日に本拠地で調整した2位の日本ハム・新庄剛志監督(52)は、ロッテ先発・佐々木朗希投手(22)の攻略へ「5回までに200球投げさせる」と自信を見せた。就任3年目で初の短期決戦。レギュラーシーズン18勝6敗1分けと相性抜群のロッテを撃破し、日本シリーズを目指す。

 新庄ワールド全開で主導権を握った。CS前日会見。ロッテ・吉井監督から予告先発「佐々木朗希」の名を聞くと、「お!? 小島くんじゃない。3日間、小島くんで(対策)やってきました」と、ウソかマコトか、すかさず反応。朗希先発にも動じず、「どうやって四球を選ぼうか。どういう作戦で点を取ろうか。粘って粘って、5回までに200球ぐらい投げさせたい」と自信を見せた。

 自信には裏付けがある。昨季負け越したロッテに今季は18勝6敗1分けの勝率7割5分、シーズンもカード6連勝締めだった。対佐々木には5度の対決で一度も白星をつけさせず、2敗を食らわせた。防御率3・81と令和の怪物がカード別で最も苦手とするのも新庄ハムだ。

 さらに本拠でのロッテとのデーゲームは今季4戦全勝。第1Sは全て午後2時開始。敵将から「わざと2時にしたんじゃ」とイジられると、「吉井さんは全く読めない。表情変わらんしリクエスト(のポーズ)こんなちっちゃいし。でも(采配で)あまり動かれない。逆に動いたろうかな」と宣戦布告した。

 2年連続最下位を経て、監督として臨む初のポストシーズン。「初めてなので正直わかりゃん」と笑いながら、「ロッテさんに負けようが、ソフトバンクさんに負けようが一緒ですね、日本シリーズに行けなかったら」と続けた。日本一を見据えて、14勝のエース伊藤はソフトバンクとの最終S初戦へ。一方で10勝の左腕・山崎を第1Sでは中継ぎ待機させる。一戦必勝、自身の進退も懸ける大勝負で最善を尽くす。現役時の短期決戦で今も覚えているのは「日本シリーズで優勝したシーンだけ」。決戦を翌日に控え「ドラマ大航海、乞うご期待」と舌なめずりした。(堀内 啓太)

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