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大阪Bの西田有志に軍配 高橋藍らサントリーに3―0勝利  初代王者へ好発進…SVリーグオープニングマッチ

スポーツ報知 2024年10月11日 20時31分

◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ オープニングマッチ 大阪ブルテオン 3(25―17、25―19、25―21)0 サントリー(11日、東京体育館)

 世界最高峰を目指す新リーグの「大同生命SVリーグ」が西田有志を擁する大阪ブルテオン(B)と高橋藍が加入したサントリーによるオープニングマッチで開幕。パリ五輪代表同士が激突する注目の一戦で、前身のVリーグ昨季決勝カードが組まれ、昨季準優勝の大阪Bが昨季覇者のサントリーを3―0で破り、歴史的勝利。目標の「初代王者」に向け、絶好の発進。一方の前身から“2連覇”が懸かるサントリーは黒星スタートとなった。チケット完売の観衆6513人が会場に詰めかけた一戦は、バレー熱を高める契機となる上々の滑り出しを見せた。

 第1セット(S)、記念すべきSVリーグ1点目はサントリーのアラインがスパイクをたたき込んだ。6―4では大阪Bの西田のサービスエース飛び出し、一気に流れをつかみ勝ちきった。

 大阪Bは地域密着を掲げる新リーグ発足に合わせ、昨季までのパナソニックパンサーズから「大阪ブルテオン」に改名。Blue to Eon(永遠なる青)という意志を込め、ファンからの“青援”を呼びかける。主将の山内晶大は「バレーボールの結果だったり、それ以外のイベントなど他のエンタメにもトライして、より“大阪ブルテオン”という名前を売っていきたい。認知してもらいたいなと思います」と意気込む。

 歴史的1勝で目標に掲げる「初代王者」に向け、好スタートを切った大阪B。14日の2戦目は大阪Bと相手のサントリーが拠点を置く大阪での初戦。相手のホームゲームとしてエディオンアリーナ大阪で行われる。観客約3000人を見込む2戦目も、約50分で観戦チケットが完売した。「試合内容や勝ち負けにこだわる。その上で何回も言っているが(バレーの発展に)ラストチャンス。盛り上がるような試合をしていきたい」と西田が話していた通り、注目の“大阪ダービー”連勝で勢いに乗る。

 ◇大同生命SVリーグ 2027年シーズンまでに完全プロリーグ化、30年に世界最高峰リーグを目指しスタートするバレーボールの新リーグ。「S」には「Strong(強く)」「Spread(広く)」「Society(社会)」などの意味がある。前身のVリーグがSVと2部のVに分かれ、SVは5項目のSVライセンスを保有するクラブが参戦(2024―25シーズンは男子10、女子14)。11~12日の開幕から4月までのレギュラーシーズン(RS)を行い、4~5月にRS上位チーム(男子6、女子8)が進むチャンピオンシップで王者を決める。

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