11日に35歳の誕生日を迎えた菅野智之投手が、CS最終Sで初回から全力で飛ばす意識を口にした。東京Dでの全体練習に参加。17日の第2戦に先発予定の投手陣最年長は「(シーズンと比べて)またちょっと戦い方は変わってくると思うけど、先発投手は初回から飛ばしていける準備をしていくのは大事」と、チーム方針に呼応した。
短期決戦は1点の重みが増す。スタートから力を余すことなく全力で投げることで、相手への先制点を阻止する構えだ。CSは過去6登板で3勝3敗、防御率1・33。13年には完封勝利、18年にはCS史上初のノーヒットノーランも達成した。一つ年を重ねての初登板がポストシーズンとなる右腕は「また気持ち新たに頑張りますよ」と、柔和な表情を浮かべた。まだまだ若々しく、投手陣の先頭に立つ。