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18歳・田中こころ、鮮烈“Wリーグデビュー”11得点&勝ち越しゴール 強心臓の持ち主「先輩いじったりします」

スポーツ報知 2024年10月11日 23時1分

◆バスケットボール女子  ▽大樹生命Wリーグ 1部プレミア(11日、東京・代々木第二体育館)

 開幕し、2季ぶり優勝を目指すENEOSが、トヨタ自動車を78―72で勝利し、白星発進した。

 試合は第1クオーター(Q)、トヨタ自動車は安間志織、日本代表の山本麻衣の個人技からのシュートで得点を重ねる。ENEOSはファウルを獲得し、フリースローでつないで追い上げるも、トヨタ自動車が19―16とリードした。

 第2Qはトヨタ自動車が速攻からシュートを決めていく。流れから3ポイントシュート(3P)も決まり、点差を広げるが、ENEOSは守備から立て直し、同Q残り25秒には、新加入のオコエ桃仁花の3Pで逆転。前半はENEOSが38―37で折り返した。

 第3Qは両者譲らず、1点差の攻防が続いていき、今度はトヨタ自動車が59―58のリード。最終第4Q、ENEOSは日本代表の宮崎早織&21年東京五輪銀メダルの長岡萌映子の“ホットライン”で得点を量産。68―68の同点からは、ENEOS注目の18歳ルーキー・田中こころが勝ち越しゴール。逃げ切って6点差で勝利した。

 23分48秒出場し、11得点を挙げて鮮烈なWリーグデビューを飾った田中は「自分の役割は、交代で出てチームの流れを変えるのが一番だと思っているので、そこはできたと思う」と振り返った。

 同点の場面では自らドライブで仕掛け、ルーキーらしからぬ勝負強さを発揮。勝ち越しシュートを沈め「長岡さんや宮崎さんのところは、マークが強いと思うので、その分自分がマッチアップされてないことが多い。(自らが)思い切って行くことで、長岡さんとか宮崎さんが空いてくると思っている」と語った。

 田中は名門・桜花学園高出身で、2024年U―18アジアカップでは、チームを3位に導き、自身もベスト5に輝いた注目プレーヤー。主将の宮崎は、田中について「キャラ的に私と被ってうるさい(笑い)。でも、彼女の明るさが先輩後輩関係なく、話しかけて盛り上げてくれる。似た子が入ってきてうれしい」と笑顔。一方の田中も「先輩いじったりしますし、その分いじられる。宮崎さんはお姉ちゃんって感じなんで逆にいけます!」と笑って話し、すっかりチームに溶け込んでいる様子で、仲の良さもアピールした。

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