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ダルビッシュ有、2回に先取点献上 ドジャースの“PS男”にソロ被弾 山本由伸と日本人先発対決

スポーツ報知 2024年10月12日 9時44分

◆米大リーグ、地区シリーズ第5戦 ドジャース―パドレス(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 パドレス・ダルビッシュ有投手(38)が11日(日本時間12日)、地区シリーズ第5戦の敵地・ドジャース戦に先発。2回にソロ本塁打を浴び、先取点を奪われた。

 初回は1番・大谷翔平投手(30)をフルカウントからの6球目、内角のスライダーで空振り三振に仕留めると、2番・ベッツはカーブで遊ゴロ、右足首を捻挫しながら強行出場の3番・フリーマンには右前打を許したが、4番のT・ヘルナンデスはシンカーで一邪飛に打ち取った。0―0の2回。先頭のマンシーに四球を与えると、続くスミスを三ゴロ併殺に斬ったが、7番のE・ヘルナンデスに先制ソロを左中間席に運ばれた。E・ヘルナンデスはポストシーズン通算14本目の一発となった。

 ダルビッシュは古巣のド軍戦は今季、レギュラーシーズン3試合で1勝0敗、防御率1・72と好相性。今シリーズでも第2戦で熟練の投球術と多彩な変化球で大谷を3打数無安打に封じ、7回3安打1失点で白星を挙げた。しかし、この日は中4日での先発。今季の中4日は4試合で1勝3敗、防御率6・43と苦戦しており、いいデータも悪いデータもある。

 ドジャース先発の山本由伸投手(26)とは初の投げ合い。ポストシーズン初の日本人先発投手対決が実現した。前日会見では「個人的にもすごく仲が良い選手なので。こういう舞台で投げ合えることはすごく幸せなこと」と話していた。それでも、勝負となれば話は別だ。2勝2敗のタイで迎えた第5戦。勝てば突破、負ければ敗退の大一番で先発を託された意味は、十分に理解している。

 チームのリーダーでもある背番号11は「チームの皆さん、ファンの方もそうですし、期待してくださっていると思うので、結果的にパドレスが勝つような投球ができればいいなと思います」。今季は7月6日(同7日)に家庭の事情で制限リスト入り。8月下旬までチームを離れていた時期もあったが。その分、「今までとは段違いに落ち着いている」とメンタル面に余裕が生まれた。“大人の投球”でパ軍を勝利に導きたいところだ。

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