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大谷翔平が作ったドジャースの流れ…1&4戦目の一打、大谷が打てば負けない不敗神話も

スポーツ報知 2024年10月12日 12時59分

◆米大リーグ・地区シリーズ第5戦 ドジャース2―0パドレス(11日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、2勝2敗のタイで迎えた地区シリーズ第5戦の敵地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、チームが勝って地区シリーズの突破と、13日(同14日)に本拠地で第1戦を迎えるメッツとのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。ドジャースが同シリーズに進むのは21年以来3年ぶりとなった。

 シリーズの流れを作ったのは間違いなく大谷の打撃だろう。メジャー30球団で最多の98勝を挙げたドジャースだったが、故障者が続出して万全のメンバーとは言えず、一方でパドレスは後半戦に一気に調子を上げ、ブレーブスとのワイルドカードシリーズを2連勝で突破。パドレス有利とする下馬評も決して少なくなかった。

 そこで迎えた5日(同6日)の第1戦。先発の山本が初回に3点を失うまさかの展開となった。2年連続で地区シリーズで敗退しているドジャースとしては、悪夢もよぎったが、2回2死一、三塁で大谷が同点の3ラン。沈みかけていたチームに一気に勢いをもたらして逆転勝ちにつなげた。

 第2、3戦は大谷も計8打数1安打でチームも2連敗。2戦で16失点と、パドレスの強力打線につかまっていた。後がない第4戦では、1点をリードした2回に前を打つテーラーが1死一、三塁でバントを失敗して三振に倒れて嫌な空気が流れたが、初球を右前適時打としてリードを広げて、8―0という快勝につなげて逆王手をかけ、第5戦での2連勝につなげた。

 3本塁打、10打点、6打数6安打と大暴れで「50―50」を達成した9月19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦以降は、打点を挙げた試合はチームが全勝。大谷が打点を挙げた試合は負けない不敗神話は続いている。

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