◆東京六大学野球秋季リーグ戦第5週第1日▽明大―立大(12日・神宮)
10月24日のプロ野球ドラフト会議で1位候補に挙がる明大の宗山塁遊撃手(4年=広陵)がタイムリー2本の活躍を見せた。
0-0で迎えた初回1死二塁、立大のエース右腕・小畠一心(3年=智弁学園)の147キロストレートをセンター返し。二塁走者が生還して、今季8打点目をマークした。
3-5で迎えた6回1死満塁では、立大の左腕・田中優飛(1年=仙台育英)の126キロ変化球を振り抜き、この日2本目のタイムリーを放った。
宗山は今秋ドラフトの目玉で、複数球団による競合は必至の情勢。前日11日には広島が地元・三次市出身の即戦力遊撃手へ、1位指名を公表した。
広島はこの日もネット裏から苑田スカウト部顧問、尾形スカウトが見守った。苑田スカウト部顧問は「打って当たり前でしょう。久しぶりじゃないでしょうか、こういうショートが出てきたのは。もしクジに当たれば、10年、15年は安心ですね。それぐらいの逸材じゃないですか」と称賛した。(加藤 弘士)