◇陸上 国民スポーツ大会（１２日、佐賀・ＳＡＧＡサンライズパーク）
少年女子Ａの８００メートル決勝で日本記録保持者の久保凛（東大阪大敬愛高２年）が２分２秒０９の大会新記録をマークして優勝した。同男子は日本記録保持者の落合晃（滋賀学園高３年）が１分４９秒６７で２位だった。
久保は６月の日本選手権（新潟）で初出場優勝を果たすと、７月に奈良で行われた記録会で１分５９秒９３の日本新記録を樹立。杉森美保が０５年にマークした２分０秒４５の日本記録を１９年ぶりに更新し、日本女子で初めて２分を切った。さらに自身初の世界舞台となった８月のＵ２０世界選手権（ペルー・リマ）では６位入賞。大活躍の今シーズンだったが「日本記録を出せたという部分で大きな成長はできましたが、まだ１本しか２分を切れていない。成長はしているんですけど、もう少し成長しないといけないシーズンでした」と冷静に振り返っている。
今後も最大のターゲットである来年の世界選手権（東京）の参加標準記録（１分５９秒００）突破へ、足を磨いていく。