◆バレーボール ▽大同生命ＳＶリーグ 埼玉上尾３―０ＮＥＣ川崎（１２日、川崎市とどろきアリーナ）
女子が開幕し、昨季Ｖリーグ３位の埼玉上尾が、昨季覇者のＮＥＣ川崎にアウェーで２６―２４、２５―２３、２５―２２で勝利。試合後には、ＮＥＣで活躍し、２４年パリ五輪後に現役から退いた古賀紗理那さんの引退セレモニーが行われた。
古賀さんは小学２年時からバレーを始め、熊本・大津中から熊本信愛女学院高に進学。卒業後の２０１５年にＮＥＣへ入団し、１６年に最優秀新人賞を獲得。２３、２４年に２年連続でリーグのＭＶＰ受賞。引退までＮＥＣ一筋でプレーした。
トークショーでは、現役時代の話しを振り返り、思い出に浸った。仲間から試合前にも体幹トレーニングするなど、ストイックな一面を明かされると、「最近、トレーニングジムを契約した」と、引退後もストイック生活継続中だと告白。「朝６時に起きて犬の散歩に行き、朝ご飯を食べてジムに行ってトレーニングして、ペットと遊んでいる」と笑みを浮かべた。
今後については「特に確実にきまってるわけではないが、本気で日本代表を目指したいという選手を指導してみたい気持ちはある。スキルだけじゃなくて、気持ちの部分、取り組む姿勢だったり、貢献できることがあればしていきたいと思っている」と、今の思いを語った。
最後はコート上で“ラストサーブ”を決め、仲間たちと記念撮影。会場のファンの温かな拍手に包まれた。
この日は試合会場で、ＮＥＣの元チームメートたちの戦いを見守った。