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ドジャースの“PS男”が爆笑会見「俺はハロウィーンが好きなんだ」 2人のヘルナンデス共演弾は史上初?

スポーツ報知 2024年10月12日 17時9分

◆米大リーグ、地区シリーズ第5戦 ドジャース2―0パドレス(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ナ・リーグ西地区優勝のドジャースが同地区2位でワイルドカード1位のパドレスを下し、メッツが待つリーグ優勝決定シリーズに3年ぶりの進出を決めた。2勝2敗のタイで迎えた最終第5戦で完封勝ちした。

 0―0の2回2死で決勝ソロを左中間席に放ったのは「7番・中堅」で先発出場した“キケ”ことE・ヘルナンデス。パ軍先発・ダルビッシュの初球の直球をスタンドまで運んで先取点をたたき出した。

 E・ヘルナンデスは第3戦までベンチスタートだったが、遊撃手のロハスが故障して出場できなくなった影響で、第4戦では三塁と中堅を守っていた。今季のポストシーズン(PS)1号となったが、レギュラーシーズンのキャリアでは通算120本塁打ながら、PSでは通算14発目と大舞台での勝負強さには定評がある。試合後は爆笑会見を繰り広げた。主な問答は以下の通り。

―10月のキケ(E・ヘルナンデス)には何が起きているのか

「俺はハロウィーンが好きなんだ(真顔)。子供の頃から夢見てきたシリーズだが、(活躍できる)理由は分からない。俺がプエルトリコ人だからかもしれない。とにかくいい活躍ができてうれしい」

―ダルビッシュは7種の変化球を持つ。何を狙っていたのか

「カーブ(打ったのは直球)だ。それだけを狙っていた。それを彼が投げたので、ミスせずに打った。おもしろかったのはその後の打席の最初の3球は、さらに打ちやすい球だったんだが、彼は俺のタイミングをずらして投げてきたから打てなかった」

―今日の山本由伸の投球

「支配していた。このチームがこの子(由伸)にこれだけの金を払ったのは、ドラフトのように将来を期待しているからではない。彼がいつか素晴らしくなるだろうと予測してお金を払ったのではなく、今すでに素晴らしいからだ。彼が今夜やってみせたことは彼の実力そのもの。だから俺は全く驚いていない。第1戦はうまくいかなかったが、野球の素晴らしいところは次にまたチャンスがあることだ。彼は今夜、自分の実力を発揮した。誰にでも悪い試合はある。今夜は第1戦のリベンジのチャンスを得て、リベンジを果たしただけでなく試合に勝ついいチャンスをつくってくれた」

―T・ヘルナンデスとアベック弾

「この男もそういう瞬間が好きなんだ。俺たちが同じチームにいること、同じ名字なのもうれしいよ。苗字のAの上にアクセントがあるのもうれしいしね。第4戦の前に俺は彼に言ったんだ。『プレーオフで2人のヘルナンデスが同じ試合でホームランを打つのは歴史の中でまだ一度も達成されていない』って。第4戦ではそれが起こらなかった。必要なかったから。でも今夜それが起きて、俺たちはそのおかげでゲータレード(の瓶に入ったビール)を飲んでいるんだ」

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