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レッドブル、マリオ・ゴメスTD「浦和とのダービーは魅力的」 J3大宮の目標は「3~4年でJ1昇格」

スポーツ報知 2024年10月12日 17時45分

 J3大宮の株式100%を取得したオーストリアの大手飲料メーカー・レッドブルのサッカーテクニカルダイレクター、マリオ・ゴメス氏(39)らが12日、さいたま市内で記者会見に出席した。

 今月1日に大宮とWEリーグ大宮を運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ社が発行する株式100%をレッドブルに譲渡し、新社名「RB大宮株式会社」として始動した。レッドブルはオーストリア1部ザルツブルクなどドイツやブラジルでもサッカークラブを経営し、自動車レースのF1にも強豪チームを保有。日本初参入となる。

 ゴメス氏はJリーグに示したい影響について「我々の持っている(キャッチコピー)『翼をさずける』という話をしたが、スポーツに関わる人、アスリートを支えたい。大宮の選手をしっかり支え、可能性ある選手を発掘して支えて、一緒に育てていきながら目標に到達したい。J3、J2、J1へ一歩ずつ目標に向かっていく姿勢も大事。埼玉には浦和レッズがあり、ダービーマッチは非常に魅力的なもの。情熱、エモーショナルなものが入ってくるし、前向きなエネルギーをそういう試合を通して発信できる。ライプチヒは5部から4部、3部と上がってきた実績がある。ただ、その通りやればいいわけではない。いろんな文化、習慣を尊敬してやりたい」と語った。

 「3~4年でJ1昇格を目指す」という目標、2030年をめどに「タイトルを争う」「AFC参加」「タレント育成」など、中長期的な展望が発表された。

 ゴメス氏は「2030年にという目標は掲げたが、数字にはあまりとらわれすぎない方がいい。サッカーなので思い通りいかないこともある。私自身もバルセロナに行きたいと思った時にフィオレンティーナに行ったり、いろんな変化もある。選手、スタッフも目標に到達したい意志は全ての人が持ってるが、サッカーですので、全ていくわけではない。そこに向かってしっかり地に足をつけて継続的にいろんなことを分析、改善、発展させる。特に育成、トップもそうだが、しっかりやっていく。それが2029年か2031年かもしれない。そこを1つの目安としてやっていく」と強調した。

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