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【ボーイズリーグ】札幌北広島が代打・代走攻勢で札幌豊平にサヨナラ勝ち、リーグ戦の雪辱晴らして4強進出

スポーツ報知 2024年10月12日 17時45分

◆第12回秋季北海道選手権第1日 ▽2回戦 札幌北広島4―3札幌豊平(12日、札幌スタジアムほか)

 札幌北広島が札幌豊平に4―3でサヨナラ勝ち。秋季リーグ最終戦で黒星をつけられた札幌豊平にリベンジし、2年連続でベスト4に進んだ。

 ハイライトは1点を追う7回だ。満を持して代打出場した泉水信哉主将(2年)が、詰まりながらもポトリと左中間へ。代走の永冨琳太郎(2年)が二盗を決めて相手投手にプレッシャーをかけ、続く代打・関川楓雅(2年)は四球を選んで一、二塁。近藤周吾(2年)がきっちり送って二、三塁と好機を広げ、またも代打の桑原隼平(2年)が左前に同点適時打を放った。

 最後は2死一、三塁から太田慶音(2年)の中前打でサヨナラ勝ちを決めたが、策略がはまった山田徹監督は「泉水や桑原がしぶとく外野へ運び、永冨もうまく走ってくれた。だからこそ勝利につながった。代打、代走がしっかりと仕事をしてくれたおかげ」と目を細めた。

 ひと振りで反撃機を切り開いた泉水主将は「ちょっと詰まったけど、いい方向へ飛んでくれた。リーグ戦では悔しい思いをしたので、ホッとした」と胸をなで下ろし、「何度も終盤に逆転してきたので」と土壇場での粘り強さを強調した。

 苫小牧との準決勝へ向け、ムードは最高潮。桑原は「負けていても、みんなで声を出し合い、一丸となって打力を発揮できるのが強み。来春の全国大会へ行くために、あしたもあさっても勝たなければ」。ベンチ入り全員のフル稼働で突き抜ける。(石井 睦)

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