柔道女子４８キロ級でパリ五輪金メダルの角田夏実（ＳＢＣ湘南美容クリニック）が１２日、千葉・浦安市で行われたＳＢＣ東京医療大の湘療祭（学園祭）後に取材に応じ、始球式の“ノーバン投球”に意欲を示した。
角田は１１日にプロ野球・巨人からクライマックスシリーズ最終ステージ第３戦（１８日・東京Ｄ）で始球式を務めることが発表された。自身２度目の大役に備え、前日から練習を始めたことを明かしたが「下手くそ過ぎて、ちょっとやばいなと思って」と苦笑した。
前回の２２年にロッテ戦で務めた際はワンバウンド投球だった。「球技音痴なので、デッドボールにならないようにしっかり届けたい。前回は場所は悪くなかったと思うので、そのままもうちょっと伸びてくれたら」と目標をノーバン投球に設定。所属のチームメートでパリ五輪男子６０キロ銅メダルの永山竜樹は、８月に日本ハム―ロッテ戦で始球式を務めたばかり。永山から「マウンドから思い切り投げようとしたら下に行っちゃうんで、上に投げた方がいいらしいです」とアドバイスを送られ、熱心に聞き入っていた。