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明大・宗山塁「高い評価非常にうれしい」適時打2本 1位公表の広島スカウト「クジに当たれば10年、15年は安心」

スポーツ報知 2024年10月13日 6時0分

◆東京六大学野球秋季リーグ戦第5週第1日▽立大5-4明大(12日・神宮)

 24日に行われるドラフト会議の目玉で、11日に広島が1位指名を公表した明大・宗山塁遊撃手(4年)は適時打2本を放ち、2安打2打点と活躍したが、チームは逆転負けとなった。

 高い向上心ゆえだった。宗山は思わず首をひねった。2点を追う6回1死満塁。立大のルーキー左腕・田中優飛が投げた初球スライダーを振り抜き、右前適時打を放った。1点差に迫ったが、満足できなかった。「満塁だったので1点より2点、3点取れることがベスト。自分が一気に同点、逆転とつなげていければ…。反省点として次に生かしたい」。先取点を奪った初回の適時打に続き、2安打2打点と躍動したが、勝利に導けなかったことを課題とした。

 ネット裏では、前日に12球団最速で1位を公表した広島のスカウト2人が熱視線を注いだ。苑田スカウト部顧問は地元広島・三次市出身の逸材に「打って当たり前でしょう」と話した上で、打てるショートとしての実力に「もしクジに当たれば10年、15年は安心。それぐらいの逸材」と最高級の賛辞を贈った。

 いち早い1位公表に宗山も「高い評価をしていただいたことは非常にうれしい。それに見合う結果や、チームを引っ張っていく姿勢を、リーグ戦で見せることができたら」と表情を引き締めた。まずは13日の2回戦、全身全霊で勝ちにいく。(加藤 弘士)

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