史上最多の3139組がエントリーしたコント日本一決定戦「キングオブコント2024」の決勝が12日、東京・赤坂のTBSで行われ、2009年結成のお笑いコンビ「ラブレターズ」が第17代キングに輝いた。
5度目の決勝でようやく栄冠を手にした。溜口佑太朗と塚本直毅は「よっしゃ~」と声を張り上げ、涙を浮かべながら抱き合った。
2位のロングコートダディとは、わずか1点差で大接戦を制した。1点差での優勝は大会史上初。汗を拭い「信じられな~い」と絶叫していた溜口。優勝会見では赤ジャケットを羽織り「俺たちがキングだ! キングオブコントをきっかけに芸人を始めた」とほほ笑み「ずっと負け続けていた人生。老害みたいな扱いを受けてきた。自分で褒めてあげようかな」と安どした表情を浮かべた。
塚本はそばで見守っていたマネジャーと目を合わせ「あぁ~うれしい。泣いちゃいますね」と声を震わせた。
1000万円の優勝賞金の使い道については、塚本が「子どもがいるので、学資保険とか(入る)! 何が起こるか分からないので(笑い)。妻と子どもに感謝を伝えたい」と言えば、溜口は「(副賞で)米をいただいたけど、米を(買って)備蓄しようかな。子どものために」とパパらしい一面も見せていた。