◆米大リーグ・地区シリーズ第5戦 ガーディアンズ7―3タイガース(12日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)
中地区王者のガーディアンズがタイガースを破り、16年以来8年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ(LCS)進出を決めた。22年にインディアンスから改名後では初となる。
5回に1点を先制されたが、その裏に1死満塁のチャンスで主砲ラミレスが押し出し死球で同点。なお満塁でトーマスが左中間へポストシーズン2号満塁弾を放ち、今季投手3冠のタ軍先発スクバルから一挙5点を奪った。先発ボイドを2回で下げ、細かい継投でしのぐガーディアンズは6回、7回にも1失点したが耐え、7回にトーマスが、8回にロッキオが適時打で1点ずつ加え、突き放した。日系3世のガ軍S・クワンは3安打2得点の活躍を見せ、シリーズ11安打で01年イチロー(地区シリーズ)らに続く史上3位タイとなった。
トーマスの満塁弾は、ポストシーズンの決着戦で誕生した史上6本目のグランドスラム。決着戦での5打点も球団史上初で「ただ打てる弾が来ただけ。ほとんど打てない球を投げられていた。ただ1球だけだった」と喜んだ。
またMLB公式サイトのサラ・ラングス氏のXによると、ガーディアンズ投手陣8人で奪った16三振は、ポストシーズンの決着戦での最多タイ記録だったという。
東地区王者・ヤンキースとリーグ王者を争うLCSは14日(日本時間15日)に開幕する。