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ベテルビエフが世界4団体ライトヘビー級統一 ”カネロ”破ったビボルに判定勝ち

スポーツ報知 2024年10月13日 10時11分

◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界ライトヘビー級(79・3キロ以下)王座統一戦 WBC、IBF、WBO同級統一王者アルツール・ベテルビエフ―WBA同級王者ディミトリー・ビボル(12日=日本時間13日、サウジアラビア・キングダムアリーナ)

 世界ライトヘビー級4団体王座統一戦が12日(日本時間13日)、サウジアラビアの首都リヤドで行われた。20戦全勝(20KO)とパーフェクトレコードの3団体統一王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア/カナダ)が23戦全勝(12KO)とこちらも無敗のWBA王者ディミトリー・ビボル(ロシア)の一戦。結果は判定の末、前に出てプレッシャーをかけ続けたベテルビエフが2―0(116―112、115―113、114―114)で勝利した。

 ベテルビエフはIBFが9度目、WBCは6度目、WBO王座は3度目の防衛に成功した上でWBAのベルト奪取に成功。それでも、「悪くはなかった。でも、満足する内容ではなかった。厳しい試合ではなかったけどね」とKO勝ちはならず、パーフェクトレコードが途切れたこともあり、納得はしなかった。

 老舗専門メディア「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じた最強ランキング)で6位のベテルビエフと7位のビボルの直接対決に世界中が注目。6月に行われる予定だったが、ベテルビエフがひざの半月板を痛めたため、延期されていた。

 ビボルは22年5月には現・世界3団体スーパーミドル級(76・2キロ以下)統一王者のサウル・アルバレス(メキシコ)に3―0の判定勝ち。今年6月にはWBA王座14度目の防衛に成功していた。この日も鋭い動きと連打で相手を追い詰める場面も作ったが、4団体統一はならず。デビューから24戦目にして初黒星を喫するも、「アルツールと彼のチームに祝福を。彼は勝利に値する」と勝者をたたえた。

 戦績は39歳のベテルビエフが21勝(20KO)、33歳のビボルが23勝(12KO)1敗。

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