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3位・DeNAが“下克上”で巨人とのCS最終S進出 15安打10得点で2位・阪神を撃破し連勝…セ・CSファーストS

スポーツ報知 2024年10月13日 17時37分

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファーストステージ 第2戦 阪神3―10DeNA(13日・甲子園)

 CS第1ステージ第2戦は、レギュラーシーズン3位のDeNAが2位の阪神から15安打で10得点を奪い連勝。“下克上”で1位・巨人と対戦するCS最終ステージ進出を決めた。試合は阪神が1回に1点を先制したが、2回にDeNAが4点を挙げて逆転、7回には2本の本塁打など打者一巡の猛攻でダメ押しの6点を加え、試合を決めた。

 DeNAにファイナルステージ進出へ王手をかけられている阪神が1回に先取点。ジャクソンに2者連続で空振り三振に打ち取られた2死から、森下翔太外野手が左翼ポール際に運ぶソロ本塁打。レギュラーシーズン16本塁打の3番打者の一発で阪神が先制した。

 DeNAが2回にすかさず反撃。先頭の宮崎敏郎内野手が左中間二塁打、桑原将志外野手も右前打で続き無死一、三塁。森敬斗内野手の高いバウンドの当たりは一塁内野安打になり無死満塁とチャンスが広がり、ここで戸柱恭孝捕手が右中間へ走者一掃の二塁打を放ち、一気に3点を奪って逆転。さらにジャクソンの送りバントで1死三塁とし、梶原昂希外野手は中飛に倒れたが、牧秀悟内野手が中前タイムリーを放ち4点目を挙げた。

 阪神は3回のDeNAの攻撃から2人しか登録していない捕手を梅野隆太郎から坂本誠志郎に交代。高橋はオースティンから始まるこの回の攻撃を3つの内野ゴロで3者凡退に抑えた。

 3点を追う阪神は4回、先頭の佐藤輝明内野手がポストシーズン2戦目で初ヒットとなる右翼線二塁打で出塁したが、後続が倒れ無死二塁を生かせなかった。

 阪神は5回、高橋の代打・島田海吏外野手が先頭で四球を選んで出塁したが、近本光司外野手は空振り三振、中野拓夢内野手は左邪飛、森下翔太外野手は四球で2死一、二塁となったが、大山悠輔内野手は空振り三振に終わった。6回2死から坂本が四球で出塁したところでジャクソンが降板し、2番手で坂本裕哉投手が登板、代打・渡辺諒内野手は左飛に倒れた。

 高橋に代わって6回から2番手で登板した村上頌樹投手が7回にDeNA打線につかまった。代打・フォード内野手に右翼スタンドへのソロ本塁打を浴び、5点目を奪われると、梶原、牧の連続左前打で無死一、二塁。村上に代わって登板した3番手・富田蓮投手は、佐野に右翼席に飛び込む3ラン本塁打を打たれ、DeNAのリードは7点に。富田に代わって4番手で岡留英貴投手が登板し、オースティンは中飛。宮崎は三ゴロを打った際に足を痛めた模様で、おんぶをされてベンチに戻った。続く桑原は死球、森敬は中前打で2死一、二塁と再びチャンスを作ると、戸柱が左翼線を破る二塁打を放ち、さらに2点を追加し、この回打者一巡の攻撃でダメ押しとなる6点を挙げ、リードを9点に広げた。

 阪神は7回、代わったウェンデルケン投手から代打・糸原健斗内野手が中前打、2死二塁となってから森下の中前打で1点を返した。9回には1死から代打・原口文仁内野手がDeNAの5番手・上茶谷大河投手から左翼スタンドに意地のソロ本塁打を放ったが、反撃はそこまでだった。

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