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那須川天心が初タイトル戦へ「宇宙系ボクシングを見せたい」前日計量パス

スポーツ報知 2024年10月13日 14時0分

◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・バンタム級(53・5キロ以下)王座決定戦 同級1位・那須川天心―同級2位・ジェルウィン・アシロ(14日、東京・有明アリーナ)

 WBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦の前日計量が13日、都内で行われた。転向後、初のタイトル戦に臨む那須川天心(帝拳)はリミットの53・5キロでパスした。昨年4月のデビューから5戦目で初めてバンタム級の正規体重での試合で自己最軽量。「リミット」とアナウンスされると、体重計の上でマッスルポーズをみせ、プロレスラー、オカダ・カズチカの決めポーズ「レインメーカー」のように両手を広げてみせた。

 計量後、ポーズの意味を問われると「うれしかったので、単純に。初めて53・5キロだったので不安もあった。喜びがこみ上げてきた」と明かした。過去4戦よりも長く食生活を節制する期間を設け、バンタム級にしては「骨格がデカイ」と自認する体を適応させた。「10年間よくやってきたな、というのは自分でも思う」と感慨にふけった後、「(計量時に)リミット、じゃなくてジャストって言ってほしい」と笑わせた。

 13、14日の2日間で行われる「Prime Video Boxing 10」は、天心のタイトル戦の他に7大世界戦が行われるビッグイベント。「全員強いのは当たり前。自分の色を見せられるか。ボクシングってイケてるなって思ってもらえるような試合にしたい」と意気込む。ボクサー天心の色とは。

 「突拍子もない動きとか、普段ない動きとか、宇宙系ボクシングを見せたい」

 観客を魅了して勝利し、世界挑戦への機運を高めてみせる。

 戦績は26歳の天心が4戦全勝(2KO)、23歳のアシロが9戦全勝(4KO)。

試合はPrime Videoで生配信される。

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