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【女子野球】8強に高校3校入るも大学勢は敗退…全日本選手権

スポーツ報知 2024年10月13日 17時25分

 ◆第20回全日本女子硬式野球選手権第3日(13日、愛媛県松山市・坊っちゃんスタジアム)

 2回戦4試合が行われ、8強が出そろった。クラブ、大学、高校の上位28チームが女子野球の真の日本一を争う大会。8強に高校は3チームが入ったが、6チーム出場した大学はすべて敗退した。

 第1試合では、春の選抜大会と夏の選手権ともに4強の履正社高(大阪)が、春の大学選手権優勝の平成国際大(埼玉)を4―1で破った。

 履正社は初回、山下来々杏(ここあ)の先制打と小財杏奈の「もう1点取った方がチームに余裕が出るので、絶対取ろうと思った」というセーフティースクイズで2点。3回に2番手の右田愛(まなび)が1点を失うが、6回に2点の援護を受けた。橘田恵監督は、「出来すぎですね。この大会限定で復活している3年生の試合勘が昨日の1回戦で取り戻せた。(お姉さんチーム相手に)チャレンジャー精神というか、楽しんでやろうと話をしました」と明かした。

 第2試合は、東京のクラブチーム・アサヒトラストが夏の大学選手権覇者の環太平洋大(岡山)を延長タイブレークで破った。4―4で迎えた延長8回1死一、三塁、足立凜と渡辺茜音の連続適時打で2点、5回から2番手で登板した鈴木ちなみが環太平洋大の攻撃を抑えた。長く社会人野球を指揮してきた大須賀康浩監督は「こんな粘りがあるチームと思わなかった。足立も良かったし、鈴木も良かった」と、接戦を勝ち抜いたナインをたたえた。

 第3試合は、西武ライオンズレディースが尚美学園大(埼玉)を2―1で下した。5回に先制を許したが、その裏に同大OGの石垣麻弥乃が逆転の2点適時打、同じくOGのエース・里綾実が反撃を抑えて完投した。里は「母校の後輩に恥ずかしい(姿は見せられない)気持ちがあったので、精いっぱい投げました。(序盤は投手戦となったが)どんな形でも点を取る練習をしてきたので、1点で粘れば取り返してくれると動揺せずに投げられました」と語った。

 14日は準々決勝と準決勝が行われる。

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