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【ボーイズリーグ】旭川大雪が旭川道北に打ち勝ちV3に王手 打順組み替え、新1番・大波蓮唯が3安打2打点

スポーツ報知 2024年10月13日 17時48分

 ◇第12回秋季北海道選手権第2日(13日、札幌麻生ほか)▽準決勝 旭川大雪7―4旭川道北 札幌北広島10―2苫小牧(5回コールド)

 旭川大雪が“旭川対決”に打ち勝ち、3連覇へ「あと1」と迫った。前日の2回戦から打順を大幅に組み替えて臨んだ準決勝。初回に失策が重なって先制点を奪われたが、試合ごとに活性化する打線が新1番から“大きな波”を巻き起こした。

 1回、先頭の大波蓮唯(れい、2年)が左前打と敵失で二進。さらに50メートル走6秒5(チーム最速)の俊足で三盗を決めると、悪送球も重なってアッという間に同点のホームを踏んだ。「初回なので四球でもいいから、とにかく塁に出ることだけを考えていた」。2回には無死二、三塁から中越えに2点三塁打。6回にも先頭で右中間三塁打を放ち、4打数3安打2打点と打線を盛り上げた。

 大波は前日まで2番が定位置だったが、西大條敏志監督は「足も速いし、打撃の調子が上がってきていた。いま最もいい打者を1番に置き、初回から中軸に回したかった」とリードオフマンに指名。すぐさま結果につなげた大波は「打順にこだわりはない。走者がいる時は外野に飛ばして必ず(ホームに)かえすのがやるべきこと。(三塁打2本)は気持ち良かったです」と胸を張った。

 大波だけでない。7番から2番に上がった樽井新太(2年)は2安打1打点、1番から4番に移った荻子理人(2年)も2安打2盗塁と、それぞれの持ち場で持ち味を出した。足も含めたスキのない攻撃で挑む札幌北広島との決勝戦。大波は悠然と言った。「長打を狙わず、塁に出ることだけ。しっかり期待に応えたい」。誰でも、どこからでも仕掛けて、頂点を極める。

(石井 睦)

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