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きょうドジャース・大谷翔平VSメッツ・千賀滉大 ワールドシリーズ制覇へ「日本人対決」

スポーツ報知 2024年10月14日 4時0分

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が13日(日本時間14日)から本拠地でメッツとのリーグ優勝決定シリーズに臨む。第1戦からいきなり千賀滉大投手(31)と「日本人対決」が実現。地区シリーズではパドレス・ダルビッシュの前に沈黙した大谷だが、54本塁打したレギュラーシーズンの打棒復活なるか。一方の千賀は前日会見で“大谷対策”を明かさず、静かに闘志を燃やした。

 夢のワールドシリーズ制覇に向け、大谷の前にまたも「日本人対決」が待ち受ける。メッツとのリーグ優勝決定シリーズ。第1戦の先発は千賀だ。日本ハム時代から当時ソフトバンクのエースとはしのぎを削り、通算打率2割2分7厘、2本塁打、13三振。メジャーでも昨年8月の対戦で右越え二塁打を含む1打数1安打2四球だった。

 パドレスとの地区シリーズでは第2戦と第5戦でダルビッシュと対戦し、計6打数無安打と完全に抑え込まれた。同シリーズでは初戦の2回に一時同点の3ランを放ち、パ軍の勢いを止めたが、全体では5試合で打率2割、1本塁打、4打点と本来の調子とはいえなかった。ロバーツ監督はこの日、大谷の状態について「今の翔平はゾーンの外側まで振ってしまっている。それがダルビッシュが相手だったからかどうかは分からない」と分析した。

 この日の大谷は本拠地で球団の撮影などを行い、グラウンドには姿を見せずに帰宅。英気を養った。渡米7年目で待望のポストシーズン初出場。感情むき出しでチームを鼓舞し、地区シリーズの得点圏では4打数3安打の打率7割5分、打点を挙げれば2連勝と打線の中心であることは明確だ。

 一方の千賀は敵地に移動前にニューヨークで前日会見を行った。左ふくらはぎ痛からの復帰登板となったフィリーズとの地区シリーズ第1戦は2回1失点。今回は3イニング程度の予定だが“大谷対策”を聞かれても「ここでしゃべる人はいないと思います」と手の内を明かさず。「日本では対戦を待ち望んでいる人がいる」という問いかけも「日本に帰ってないから分からないです(笑い)」とかわした。「まずは初戦が大事だと思うので、しっかりそこに合わせて」と話す“ユニコーン”大谷か、それとも“ゴーストフォーク”の千賀か―。2人の結果が勝敗のカギを握る。(中村 晃大)

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