浜松西の創立100周年を記念し、野球部の招待試合が13日、浜松球場で行われた。浜松西は昨夏の甲子園で優勝した慶応(神奈川)に1―9で敗れたが、充実した試合となった。
浜松西の佐藤光監督(50)と慶応の森林貴彦監督(51)が同じ慶大野球部出身で毎年練習試合を行っていることから実現。両チームは試合前のノックや、試合後ミーティングなどを合同で行った。先発した浜松西の田川竜之介投手(2年)は「頭がいい高校、ゲームをするのか聞いた」。笑顔で親睦を深めた様子を話した。
大差はついたが、5回まで両チーム無得点だった。慶応の森林監督は試合後あいさつで「野球は紙一重のゲーム。今回は勝たせていただいただけ。今度は甲子園で対戦しましょう」などと語った。浜松西の甲子園出場は1981年夏のみ。田川は「次に当たるとしたら甲子園しかない。目標は変わらないが、モチベーションが更に上がった」と聖地でのリベンジを誓っていた。(伊藤 明日香)