歌手で俳優の福山雅治がクリエイティブプロデューサーを務める複合施設・長崎スタジアムシティが１４日、長崎市内に開業し、施設内のサッカースタジアム（ピーススタジアム）でオープニングセレモニーが行われた。
同施設のプロジェクトは、ジャパネットホールディングスの高田旭人・代表取締役社長兼ＣＥＯが指揮。同社創業者で父親の高田明氏も来場し「社長を退任して１０年、その間、１００％、（息子に）任せました。やってくれましたね、ジャパネット！ 私もスピードをもって経営したつもりでしたが、私よりも１００倍ぐらい走り続ける社長が誕生して驚いております」とあいさつ。「全国に誇れるスタジアムシティができたことは感無量でございます。施設ができたことが、第一歩だと思うんですね。その中に魂を入れていかないといけない。それが『心』になって、初めて平和、幸せを達成できると思っています。お集まりの長崎県民の皆さまだけでなくて、全国の皆さんが気持ちを入れて頂くことで長崎も変わる、日本も変わると私は思っています。先陣を切って、長崎の地から日本を元気にしましょう！」と呼びかけた。
大石賢吾・長崎県知事、鈴木史朗・長崎市長、都倉俊一・文化庁長官、川淵三郎・日本トップリーグ連携機構会長らが出席。約１０００人参加による“日本一長いテープカット”が行われた。
◆長崎スタジアムシティ Ｊリーグ「Ｖ・ファーレン長崎」の本拠地のサッカースタジアムを始め、Ｂリーフ「長崎ヴェルカ」の本拠地のアリーナ、ホテルや商業施設、オフィスなどの複合施設。市内中心部に位置し、ＪＲ長崎駅徒歩約１０分。広さ約７．５ヘクタール（東京ドーム１．５個分）、総事業費１０００億円。「長崎の魅力・価値を地域一体となって磨き上げ、県民、県内来訪者に感動と誇りあふれる『今』を届ける」がコンセプト。