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【女子野球】決勝は巨人と神戸弘陵が対戦…全日本選手権

スポーツ報知 2024年10月14日 18時15分

◆第20回全日本女子硬式野球選手権第4日(14日、愛媛県松山市・マドンナスタジアムほか)

 準々決勝と準決勝が行われ、15日の決勝は夏の全国クラブ選手権覇者の巨人女子チーム(東京)と、高校2冠の神戸弘陵(兵庫)で争われることになった。巨人は初の決勝進出、神戸弘陵高は2年ぶりで、ともに初優勝がかかる。

 巨人は準々決勝で花巻東高(岩手)と対戦、初回に長田朱也香の適時打で先制すると、2回には山下陽夏がスクイズ成功、その後も点を重ねた。先発・清水美佑は3安打完封、4―0で勝利した。準決勝では西武ライオンズレディース(埼玉)と対戦。小野寺佳奈と西武・磯崎由加里の投げ合いとなったが、巨人が2回に主将・金満梨々那の適時打で先制、この1点を小野寺と好守備で守り切り1―0で勝利した。

 小野寺は「今日は変化球も良く、行ける気がした。(宿敵の)ライオンズに勝ったというのが、チームにとって勢いがつく」と振り返り、宮本和知監督は「素晴らしい守備もありました。(昨年初戦で敗退してから)ボールに食らいつく闘争心が出るようになった。いい状態ですし、明日は高校生の勢いを感じながら、気負うこと無くてっぺんを取りに行きたい」と語った。

 神戸弘陵は準々決勝で、一昨年大会優勝のエイジェック(栃木)に延長タイブレークで勝利。準決勝では今年の春の選抜、夏の選手権でともに準決勝で激突してる履正社高(大阪)と対戦した。2回に小池美結の適時打で先制するが、履正社も4回に追いつきシーソーゲームに。しかし5回に西上天菜の当たりが悪送球を誘い2点を加えると、さらに6回にも点を加えて5―3で下した。

 石原康司監督は「選手があきらめずに辛抱強くやってくれた。履正社さんとは準決勝で3回目なんですが、3度目の正直でやられなくて良かった。ジャイアンツさんは強いチームですから、自分たちの力がどこまで通用するか、総力戦で挑みたいです」。夏の選手権後に引退し、この大会で主将に復帰している3年の田垣朔來羽捕手は、一昨年大会の決勝も経験している。「2年前は負けているので、しっかりその借りを返したい。(巨人の)日高(結衣投手)さんは1年の時の3年でブルペンでも受けているので、しっかり成長したところを見せたい。このユニホームを着るのも最後なので、悔いのない試合をしたい」と意気込んだ。

 決勝は15日午前9時、坊っちゃんスタジアムで行われる。

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