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【ラウンドVTR】那須川天心がWBOアジアパシフィック・バンタム級王者に輝く

スポーツ報知 2024年10月14日 19時31分

◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・バンタム級(53・5キロ以下)王座決定戦 同級1位・那須川天心―同級2位・ジェルウィン・アシロ(14日、東京・有明アリーナ)

 WBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦で、同級1位の那須川天心(帝拳)がキックから転向後、初のタイトル戦。同級2位のジェルウィン・アシロ(フィリピン)に3―0判定で勝利し、王座を獲得した。なかなかパンチが出せない時間もあったが、冷静に試合を進めて9回にダウンを奪った。最終10回に偶然のバッティングで左目の上を切り出血したが、ジャッジは2人が7点差、1人が5点差で天心を支持し、チャンピオンベルトを手にした。

【1R】天心は右のジャブ、ワンツーを軸に、アシロはカウンターを狙う展開。残り30秒で天心が左の強打をヒットさせる。

【2R】天心はカウンターで左を狙うも、互いにクリーンヒットはなく終了。

【3R】天心はボディー、頭部と左を上下に打ち分ける。アシロは相手パンチに合わせて手を出すも天心は対応。

【4R】天心は距離を見ながらプレッシャーをかける。互いに強いパンチのクリーンヒットはなし。

【5R】天心が小刻みにステップ、連打するもとらえられず。左のボディーを数発入れる。

【6R】天心は5R後半から左でボディー狙い、アシロはカウンターを放つ。6R終盤は打ち合うも大きなヒットはなく終了。

【7R】アシロは細かく上体を振って的を絞らせず、天心はワンツーでボディーへ。残り10秒から打ち合うがヒットなし。

【8R】残り1分でアシロが大きな右フックも天心は首を振ってかわす。天心もパンチを当ててコーナーに詰めるが仕留められず。

【9R】開始50秒付近で天心が左をあててダウンを奪う。残り1分半で左もヒット、終盤にもう一発大きく振るもこれは当たらず。

【10R】残り1分半で天心が飛び込んで左を打ったところ、左目上付近をカットも続行。気にするしぐさを見せながら、終盤にはラッシュでアシロをコーナーへ。終始ペースを握り、判定3―0で天心の勝利。

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