俳優の石黒賢(58)が14日放送のNHK「ファミリーストーリー」(午後7時半)に出演した。
俳優デビュー41年を迎えた石黒の父は8年前に亡くなった日本初のプロテニスプレーヤー・修さん。番組では93歳になる賢の叔父を取材。400年前の戦国時代からの石黒家当主の覚え書きが披露され、加賀藩士を先祖に持つことが明かされた。
加賀藩の国学の教授を務めた高祖父・千尋(ちひろ)はペリー来航にあたり、鎖国政策を批判した改革的な学者だったことも明かされた。
「当たり前だけど、知らないことばかりで。千尋さんが国学者なのは知っていたんですけど、開国の考えだったとは。(学問の)ベースがあるからこそ、そういう判断ができるわけで」と賢は話すと「進取の気質というのはあるのかも知れなくて、うちの父もあまり慣習にとらわれなくて、自分がプロになる時も今までテニスはアマチュアしかなかった中でプロでやっていくってなった人なので…。そこには大きな障壁があったはずなので、フロンティア精神というのがあったのかも」と話していた。