Infoseek 楽天

大阪ブルテオンが選手層示す サントリーに2連勝 指揮官「技術高い」途中出場の富田将馬を称賛…SVリーグ

スポーツ報知 2024年10月14日 23時20分

◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 大阪ブルテオン 3―2 サントリー(14日、エディオンアリーナ大阪)

 昨季覇者・サントリーのホーム大阪で開幕した。パリ五輪代表の西田有志らの活躍で、11日のSVリーグオープニングマッチをストレートで制した昨季準優勝の大阪ブルテオン(B)が、高橋藍(らん)が加入したサントリーを3―2で退け、開幕2連勝を飾った。2―2で迎えた最終セットを15―12で勝ちきった。

 2―1の第4セット(S)途中で先発したアウトサイドヒッター、ロペスがコート外にボールを追いかけ、パスした後、勢いのあまり観客席に倒れ込んだ。西田ら仲間の手を借りて起き上がったが、状態が心配された。ロラン・ティリ監督は「けがによる」と明かし、2―2で臨んだ最終Sは富田将馬を送り出した。

 その“救世主”富田が2―3でレフトからスパイクを決めると、11―10から強打、12―11ではフェイントで得点。終盤で勝負強さを発揮し、勝利に導いた。指揮官も「素晴らしかった」とたたえた。パリ五輪補欠で、今季東レ(現東レ静岡)から移籍した富田は、開幕約1か月前から状態不良で思うように練習を積めていなかったというが、流れを手放しつつあったチームのムードを変えた。「ロペス選手はフィジカル。富田は技術が高い選手でパスが安定する」と評価した。

 11日のオープニングマッチから中2日、大阪に移動して迎えた一戦。観戦チケットは約50分で完売。試合前から入場待機列が長さ約1キロの長蛇の列を作った。サントリーのホーム開催試合では最多となる5020人の大観衆が集まった。開幕2連勝を飾った大阪Bの第3戦は、19日にホーム初戦(大阪・パナソニックアリーナ)で広島Tを迎え撃つ。

この記事の関連ニュース