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得点圏の鬼・大谷翔平、PS2号出るか VSメッツのリーグ優勝決定シリーズ第2戦 「1番・DH」先発

スポーツ報知 2024年10月15日 2時52分

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ ドジャース―メッツ(14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、リーグ優勝決定シリーズ第2戦の本拠地・メッツ戦に「1番・DH」で先発出場する。今シリーズからは4戦先勝。第3戦からは敵地となるため、ホームで連勝したいところだ。

 前日13日(同14日)の第1戦では千賀滉大投手(31)との「日本人対決」が実現した。初回先頭の第1打席は二ゴロに倒れたが、2点リードの2回1死二塁では右前適時打を放ち、右腕をKOした。メジャー7年目で初出場のポストシーズン(PS)では得点圏で5打数4安打の打率8割。「たまたまじゃないかなと思います」と謙遜するが、要所で感情を爆発させ、勝負強さが際立っている。

 その後、PSで初めて試みた盗塁が7月22日(同23日)以来約3か月ぶりの失敗に終わり、レギュラーシーズンからの連続成功が「36」で止まったが、4回には右翼フェンス直撃の安打に相手の失策が絡んで一塁走者を生還させた。初戦から2安打1打点の活躍でド軍を勝利に導いた。

 この日のメ軍先発はS・マナイア投手(32)。今季12勝の左腕とは通算7打数2安打の打率2割8分6厘で、今季は2打数1安打1打点。チームはPS史上最長タイ記録となる33回連続無失点中と投手陣が絶好調だが、この日はリリーフ陣でつなぐ「ブルペンデー」のため、早めの援護も重要になるだろう。

 3勝2敗と最終戦までもつれる激闘となったパドレスとの地区シリーズから、PSの大谷は走者ありの場面で8打数6安打と打ちまくる一方、走者なしでは16打数無安打という“怪現象”が続いている。しかし、ロバーツ監督は「地区シリーズでは球を追いすぎていたが、ヒッティングゾーンの中に戻っている」と復調気配を感じ取っており、心配はしていない。

 レギュラーシーズンでは前人未到の「50―50」(50本塁打、50盗塁)を達成し、DH専門では史上初のMVPが確実視されている背番号17。メッツにはその対抗馬とされるF・リンドア内野手(30)がおり、「大谷VSリンドア」の構図も現地では話題となっている。勝利を追求し、目標のワールドシリーズ制覇を求めて移籍した今季。地区シリーズ第1戦に続くPS2号にも期待がかかる。

 【大谷の地区シリーズ成績】(5試合、20打数4安打、打率2割、1本塁打、4打点、0盗塁)

 ▽第1戦 7○5(5日=日本時間6日・ドジャースタジアム) 左飛、右本〈3〉、中安、空三振、空三振

 ▽第2戦 2●10(6日=同7日・ドジャースタジアム) 空三振、一ゴ、投ゴ、空三振

 ▽第3戦 5●6(8日=同9日・ペトコパーク) 空三振、中安、中飛、見三振

 ▽第4戦 8○0(9日=同10日・ペトコパーク) 二ゴ、右安〈1〉、四球、四球、空三振

 ▽第5戦 2○0(11日=同12日・ドジャースタジアム) 空三振、三飛、空三振、空三振

 【大谷のリーグ優勝決定シリーズ成績】(1試合、4打数2安打、打率5割、0本塁打、1打点、0盗塁)

 ▽第1戦 9○0(13日=同14日・ドジャースタジアム) 二ゴ、右安〈1〉、右安、中飛、四球

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