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河村勇輝、約25分出場で10得点、最多7A 3P3本成功&超絶パス連発 プレシーズンマッチ4戦目も猛アピール

スポーツ報知 2024年10月15日 10時33分

◆NBA ▽プレシーズンマッチ グリズリーズ―ペイサーズ(14日=インディアナ州=ゲインブリッジ・フィールドハウス)

 バスケットボール男子のパリ五輪日本代表で、NBAグリズリーズとキャンプ参加のための「エキシビット10」契約を結んだ河村勇輝が、プレシーズンマッチのペイサーズ戦に途中出場。約25分の出場で10得点、1リバウンド、チーム最多7アシストだった。チームは120―116で勝利した。

 河村はこの日、第1クオーター(Q)残り6分2秒から出番を得ると、同Q残り1分36秒にはトップの位置でフリーになって、3試合ぶりに3ポイントシュート(3P)を成功。同Q終盤にはノールックでアシストも決めた。第2Qにも再び途中出場し、2本目の3Pを決めた。前半は60―49で折り返した。

 第3Qも出番があり、ドライブで切り込みながら、ゴール下の味方へと鮮やかなバウンドパス。第4Qはスタートから出て、いきなり味方へとアリウープのパスを成功。3本目の3Pも沈め、フリースローも1本決めて2桁得点し、猛アピールした。

 グリズリーズは23日(日本時間24日)のジャズ戦で今季開幕を迎える。

 河村は7月、グリズリーズとの「エキシビット10契約」に合意したことを発表。同契約は、シーズン開幕までにNBAと下部Gリーグを一定期間行き来できるツーウェー契約に切り替え可能で、それ以外でも他チームに獲得意思を問うウェーバーを経て、傘下のGリーグチームに加わる道がある。

 10月1日からチームのキャンプに参加。7日には敵地テキサス州ダラスで行われたマーベリックスとのプレシーズンマッチに途中出場して、ついに“デビュー”。9分16秒のプレーで5得点、3アシストを記録。

次のホーネッツ戦は9分5秒出場して、無得点、1アシスト。3戦目のブルズは2得点、8アシストをマークしていた。

 日本人初のNBAプレーヤーはポイントガードの田臥勇太(現・宇都宮)で、2004年にサンズでデビューした。2人目は2018年にグリズリーズでデビューした渡辺雄太(現・千葉J)で、そこからラプターズ、ネッツ、サンズと渡り歩き、最後もグリズリーズで計6季をプレーした。次は2019年にドラフト全体9位でウィザーズに入団した八村塁で、現在はレイカーズに移籍し、今シーズンNBA6季目を迎えている。河村は、日本人4人目の日本人NBAプレーヤーを目指す。

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