Infoseek 楽天

オーストラリア代表J1新潟DFトーマス・デン、日本戦勝利のカギは「監督の考えを素早く実行できるか」一問一答

スポーツ報知 2024年10月15日 15時21分

 FIFAランキング18位の日本は26年北中米W杯アジア最終予選第4戦で、FIFAランキング25位のオーストラリア代表と対戦する。オーストラリア代表は9月の2試合を1分け1敗と苦しむと、2018年から6年以上、指揮を執ってきたグラハム・アーノルド監督が退任。トニー・ポポビッチ新監督が就任し、10日の中国戦は3―1で勝利を収めた。このほど、J1新潟で3年目を迎えたオーストラリア代表のDFトーマス・デン(27)が、スポーツ報知の取材に応じ、15日の日本戦(埼玉)を前にチーム状況や、意気込みを語った。

 以下はトーマス・デンの一問一答。

―日本代表のイメージは。

「いいメンバーがそろっている。2試合は良いスタートを切っている。手強い相手。いい準備をして臨みたい。警戒している選手はいない。自分は試合に出られるか分からないけど、出た時は自分の仕事をするだけだと思っている」

―オーストラリア代表で日本の話はする。

「日本人と対戦したことがある選手たちは話してくれる。こういう選手はこういうことをしてくるよって。日本はまとまったチームだから、試合は厳しくなる」

―アーノルド監督の退任を聞いた時の状況や、気持ちは。

「チームミーティングの時に辞任は聞いた。代表で監督を6年間もした人。オリンピックも、ワールドカップも率いてきた人。残念だと思った」

―その時のチームの雰囲気はどうだった。

「チームミーティングで『お知らせがあります』と言われて、伝えられた。リアクションはそんなにみんななかった。個人的に監督と話し合った人もいたと思う。6年間やって、辛いことも多くて、疲労もあったと聞いた」

―新しくポポビッチ監督が就任、イメージは。

 「関わりは2023年のオフに僕が昔、所属していたメルボルン・ビクトリーで監督の話になった。ナイスガイな印象。彼の下でプレーはしたことないけど、プレーしたことある選手はいい監督だと話していた。ただ、要求が高いし、ハードワークだとも話していた。より素早い試合が求められると思う。監督は元選手だし、プレミアでプレーしていた。新しい風を吹かしてくれる。新しいチームになると期待している。」

―オーストラリア代表のキーマンは。

「代表にはドイツのブンデス、プレミア、チャンピオンシップでプレーしている選手や、ヨーロッパで戦ってる選手がいる。彼らがキープレーヤーになると思う」

―オーストラリア代表のサッカースタイルは変わってきたか。

「最初はパワープレーが多かったイメージ。監督がアンジェさん(2013~17年)に代わってからは、よりポゼッションを重視したりとか、有効的な攻撃に変わった。その後、継いだアーノルド監督はどちらかというとダイレクトに攻める感じで、そこまでポゼッションにはこだわらなかった。でも、コーチの中にもアンジェさんの活躍を知っていて、非常に影響を受けているコーチが多い。新しく就任したポポビッチ監督もどちらかと言えば、アンジェさんに近いスタイルなのかなと思っている」

―ここから巻き返しへ。

「(9月の)2試合は苦しかった分、勝利が必要。新しい監督の戦術、考えをいかに素早く実行できるかどうかが、重要になってくると思う」

―日本戦への意気込み。

「日本戦は非常に特別な試合になる。日本でもだいぶ長くプレーしている。そんな日本の地でオーストラリア代表として日本と対戦できるのは記憶に残る、思い出に残る試合になると思う。自分のパフォーマンス見せたいなと思っています」

この記事の関連ニュース