◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ●王者・井上拓真(判定0―3)同級2位・堤聖也(14日、東京・有明アリーナ)
プロボクシングのWBA世界バンタム級王者・堤聖也(角海老宝石)が15日、都内で会見を行った。高校時代以来、12年ぶりの再戦で王者だった井上拓真(大橋)を破り、悲願の世界チャンピオンベルトを手にしてから2日。改めて「井上拓真に勝てた。その事実がうれしい」と喜びを口にした。
高校時代から米国風ファッションの”アメカジ”にはまり、今回の世界戦前には赤のレザージャケット「サイクロン」を購入。世界王者になった暁には「いろいろと考えています」と”ご褒美”として大きな買い物を宣言していた。この日、「リーバイス501XX」の数百万する革パッチのビンテージ購入を考えていることを明かした。
WBC王者の中谷潤人(M・T)が「チャンピオンは誰でも。“Who’s next(次は誰)?”という感じです」と統一戦を希望。堤は「WBCバンタムっていうのは絶対ほしいベルトではある」と今後のターゲットの一つであることを明言した。
その後、「ベルト持っているのが一番やっかいな選手なんですよね」と冗談めかしながら、階級最強とも言われる中谷を警戒。「そういう流れになったら」と将来的には統一戦に臨む覚悟があることを示した。