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【阪神】藤川球児監督が会見 岡田彰布監督に電話「これからもお世話にならなきゃいけない」一問一答〈4〉

スポーツ報知 2024年10月15日 16時37分

 阪神・藤川球児新監督が15日、大阪市内で就任会見を開き、所信表明した。背番号は現役時代に長く背負った「22」と発表された。

以下は一問一答

―岡田監督と言葉は

「きょうの朝ご連絡させていただきました。すごく疲れているであろうところなんですけど、明るく、気丈に『頑張れよ』と。『ご指導お願いします』と言ったら、『またすぐいくから』と。今は疲れているところだと思いますが、本当に大恩師ですから。僕にとっての一番の恩師で、これからもお世話にならなきゃいけない、球団を含めて。阪神タイガースは岡田監督であるといっても過言ではない。僕がここにいる以上、間違いないと思います。それを生かしながら、また疲れが癒えたら、みなさんの前にも来てくれるだろうし、僕の後ろでささやいてくれるんじゃないかと思います」

―理想のリーダー像は

「岡田監督です。やっぱり仕事なんですよね、プロって。だけど野球というところで少し誤解されがちで、アマチュアからずっとつながってくるとそのままいけるんじゃないかと。だけどやっぱり仕事の部分の指導と、リーダーのするべきことと、部活動の部分はまた違います。2軍でも違います。僕はその組織の最高責任者になるわけなので、これはよりすぎるとよくない、順番というのがあると思います。僕も社会に出て4年間、たくさんの方と出会うことで、何か教えられたわけじゃないですけど見ていて感じることができた。正解かどうかはわからないですけど、たくさんの指導者と日米含めて出会いました。独立リーグにいけば、一人の監督のもとにプロ野球を少し経験したコーチがいたり、人数が少なかったり。人数でもないし、強さでもないしというのは、やってみないとわからないですけど、こういう大きな組織になるとやっぱりそれが一番だと思います。でも表情があると思いますから僕にも。本当は個人名が浮かんでいるんです僕にも。選手の。だけどそれを出すと選手にもプレッシャーになるので、僕もプレッシャーになったので。頼んだと言われたらすごくプレッシャーだったのでそれはせずに、一緒にコーチ陣とみんなはこの役割だよね、僕はこうだと思います、僕はこう思いますという首脳陣が出てくるはずなので。それだけ岡田監督のもとで鍛えられたコーチ陣がいますから。教えを乞うて頑張っていきます」

―コーチとの関係性は

「もちろん監督なので指示は出さないといけないと思うんですけど、それよりもコーチに主体的に動いてもらう。コーチの立ち位置もあります。全員が横並びではないので。その立ち位置を理解してもらうような動きを見せる、みなまで言わないのが非常に大事かなと。全部言うと全部聞くだけになるので、上からそれをしてしまうとおそらく選手までそういう動きになりかねないところは危機を感じていまして。そういう意味で僕が抜擢された、起用されたんじゃないかと思います。あと、しばらく時間はありますから、なんとか春までに仕上げたいと思います」

―12球団を見てきた強み

「チームカラーが12球団全て違う。アメリカを含めても全部違います。でもやっぱりタイガースというのはならではの特徴があって色がある。それを他球団と比べることも難しいです。他球団がどうだからというものはない。タイガースの文化がありますから。ただ野球に関してはストロングポイント、ホーム球場でのアドバンテージをしっかり生かす。これが絶対だと思います。11球団の球場に行きながら野球を見てきましたから、その向こうのチームに対するどこをどうケアできるか、どうアプローチできるかは、プラスアルファではなくすごく重要な部分かなと思います。いくら話してもまだ実践してませんから、すべてが見ておいてくださいとしかいいようがないですね」

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