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水前寺清子、北島三郎からのデビュー60周年祝福メッセージに涙「兄弟みたいですからね」

スポーツ報知 2024年10月15日 17時0分

 歌手の水前寺清子が15日、東京・港区のマリーグラン赤坂で「バースデー&デビュー60周年記念新曲発表」を開催した。

 1964年のこの日に「涙を抱いた渡り鳥」でデビューしてからちょうど60年。会場に集まった観客から自身の愛称である「チータ」の呼び込みで登場した水前寺は「このところ具合が悪くてね。年取ったからからじゃないですよ。いや、年取ったからか」とおどけて笑いを誘った。

 デビュー60周年を迎えた心境について「こんなに長くこの世界にいるとは思わなかった。皆さんのおかげで水前寺清子がいるなと。ありがとうございます」と感謝。自身の経歴が紹介される中、デビュー翌年の1965年にNHK紅白歌合戦に初出場した当時について「夢の夢でした。出られるとは思わないし、ステージに立てるなんて。歌を歌うなんてとんでもないと。これはウソだなと思いました」と振り返った。

 イベントでは、水前寺の節目を祝って歌手仲間からのビデオメッセージが流された。中でも、自身の芸歴より2年先輩にあたる北島三郎からの祝福メッセージを目にすると「兄弟みたいですからね」とポツリ。思わず涙を流し「泣かさないでよ、ここで…」と声を震わせた。

 また、大江裕がゲストとして登場。9日に迎えた79歳の誕生日とデビュー60周年を祝ったケーキを渡されると「私は本当に幸せですよ」とかみ締めた。

 その後は新曲「男のいのち」などの歌唱コーナーに移るも「最近体調が悪くて」と切り出し、スタッフに用意された椅子に着席。「立ってても腰が痛いし、早く治したいんですけど。ずっと立ってようと思ったんですけど、今日はどうしてもそれができなくて…」と申し訳なさそうにうつむいた。

 それでも、同曲などを伸びやかに歌い上げ「とにかく頑張って頑張って頑張っていきたいと思います」としみじみ。最後に大江と代表曲「三百六十五歩のマーチ」を披露する際には、立ち上がって元気な姿を見せ「本当に温かい気持ちに涙が出てきちゃって。なんて水前寺清子は幸せなんだろうと思いました」と再び目頭を熱くてしていた。

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