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伊藤美誠「自分を強くする」世界選手権メダルへ 張本美和の中国撃破に「感極まった」…アジア選手権金から帰国

スポーツ報知 2024年10月16日 9時18分

 卓球のアジア選手権日本代表が15日、開催地のカザフスタンから羽田空港に帰国した。女子団体金メダルを獲得した伊藤美誠(スターツ)は「久しぶりにたくさん試合ができて、うれしかった。決勝戦は試合をしていたけど、張本(美和)選手が(孫穎莎を)0―2から大逆転をして、5番で回ってくる可能性があるのに観客の一部のように、試合を見ていた。終わった後、『試合したっけ』と(仲間に)確認するぐらい、感極まったし、うれしかったです」と振り返った。

 女子団体戦は、準々決勝のシンガポール戦から全試合に出場。パリ五輪で左手首付近を負傷した早田ひな(日本生命)が出場できなかった中、主軸として戦った。中国との決勝はシングルスの世界ランク1位の孫に0―3で敗れた。その後、美和が孫に3―2で勝ちきり、日本は50年ぶりの中国の壁を乗り越えての優勝をつかんだ。「張本選手と平野選手が勝ってくれて。5人での金メダルを取れて、すごくうれしかったです」

 シングルスでも銅メダルを獲得し、2025年5月の世界選手権個人戦(カタール・ドーハ)の出場権をつかんだ。「今回接戦を勝つ事ができたり、自分の殻を破れた。殻を破った時に中国選手と対戦機会も増えると思う。同じラバーを使っても全然違うし、慣れない。中国選手との対戦機会を増やすことが自分を強くする方法だと思う」。21日には24歳を迎える。「世界ランク1位」「世界選手権個人戦でのメダル」を目標に据え、伊藤は貪欲に強さを求めていく。

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