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井上尚弥との対戦熱望も体重超過のカシメロ(フィリピン)にJBCが1年間の出場停止処分

スポーツ報知 2024年10月16日 13時55分

 元世界3階級制覇王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)に対し、日本ボクシングコミッション(JBC)が日本での試合を1年間停止したことが16日、わかった。カシメロはWBO世界バンタム級8位サウル・サンチェス(米国)戦(13日、神奈川・横浜武道館)の前日計量で、スーパーバンタム級(55・3キロ以下)の1キロオーバーとなる56・3キロ。2時間以内に行われた2回目の計量も600グラム超過していた。JBCによると「体重超過した外国人選手は自動的に1年間の出場停止処分が科される」ことになっているという。

 当日計量で128ポンド(58・1キロ)以下ならば試合を行う契約でサンチェス陣営と合意し、カシメロは当日計量58・0キロ。試合は行われ、カシメロが1回KO勝利した。試合後のリングインタビューでは「昨日の計量でオーバーしてしまったが、自分には計量なんて関係ない」と豪語。その後の会見では謝罪したが、対戦を熱望しているスーパーバンタム級の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)へ「戦いたい。(今回が)アピールになったと思う。尚弥と戦うことは自分の夢。どこでもいつでも戦う」と語っていた。

 日本での試合が1年間停止されたことで、可能性がほとんどなかった尚弥との対戦は絶望的となった。

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