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【高校野球】北照に“新星”現る 1年生右腕・中谷嘉希が147キロ連発で1回0封

スポーツ報知 2024年10月16日 14時36分

◆第77回秋季全道高校野球大会 ▽1回戦 北照9―1帯広工=7回コールド=(16日・プレド)

 北照が帯広工を7回コールドで下し、12年ぶりの優勝に向けて好スタートを切った。打線が足と小技を絡めながら10安打で9点を奪うと、最後は3番手・中谷嘉希(1年)が締めて2回戦進出を決めた。

 8点リードの7回。1年生右腕の剛球に球場がどよめいた。「(硬い土のマウンドが)すごい投げやすかった」と、140キロ台中盤~後半の直球を連発。自己最速を3キロ更新する147キロも4球マークし、1回を無失点に抑えた。

 広島・滝田一希投手と同じ黒松内町出身。余市シニアから、父・雅之さんの母校でもある北照に進んだ。入学当初は最速135キロ。ドラフト候補の高橋幸佑投手(3年)からフォームやトレーニング方法を教えてもらったほか、夕食に米1キロを平らげるなどして体重が8キロ増の80キロになったことで、約半年で球速も12キロアップした。

 “炎のストッパー”元広島・津田恒実さんに憧れる右腕は「(津田さんは)真っ直ぐで押していくタイプなので、自分もそういうピッチャーになりたい。持ち味である真っ直ぐで押して、チームの勝ちにつながる投球をしたい」と2回戦の札幌日大戦に向けて意気込みを口にした。

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