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【阪神】藤川球児監督、地元高知の秋季キャンプで「フィーバーを」「実戦もやろう」一問一答

スポーツ報知 2024年10月17日 5時0分

 阪神・藤川球児監督が16日、甲子園の球団事務所を訪れ、24日のドラフト会議に向けた話し合いなどを約4時間行った。その後、報道陣の取材に応じ、自身の地元、高知・安芸での秋季キャンプに向けた意気込みやみやざきフェニックス・リーグ視察の目的などを語った。

 ―かなり長時間の話し合い

 藤川監督「そうですね。オフにある、球団としてたくさんのこと、やらなきゃいけないことがあるので、そこの報告と確認と対応と、対策も含めてですね」

 ―煮詰まっている部分もあれば、引き続きやらないといけないことも

 「ほとんど引き続きやらなきゃいけないことですね。まだたくさんのイベントが、プロ野球界にとってのイベントがあるので、それに向けて各チームから報告を受けてというところですね」

 ―イベントの一つにドラフトもある

 「もちろんですね。もう、楽しみにしといてもらわなきゃいけないし、自分のチームに、タイガースに入って大活躍してもらいたいところがあるので。スカウトの皆さんも必死に訴えかけてきてくれるので、はい。その日が楽しみですね」

 ―チームの補強ポイントも絞れている

 「それはスカウト部長からもあったように、口外しないというところはおっしゃっていたので、僕としては情報を聞いたというところと、たくさん素晴らしい選手がいるというのを今日改めて見て、楽しみだなというのと、ここから何人と思ったりとか。やっぱり未来のある選手たちを預かる可能性があるので、丁寧に一つずつ話を聞いていました」

 ―秋季練習や秋季キャンプの話し合いは

 「最後にさせていただきました。僕としてはすごく大事な、高知キャンプがありますから。地元のみんなに喜んでほしいし、それから関西からも行ける場所なので、フィーバーを起こしてほしいというところで、実戦もやろうと思ってますから」

 ―実戦をする

 「やります。やっぱり地方で子供で野球やっている子たちもいるので、選手たちは実はそういうところを分かっている選手も多いので、プロの素晴らしいプレーを見てほしいというのもあって。できる選手とできない選手もいるかもしれないですけど、子供たちとか、オフでも野球が見ることができるという喜びも。鍛えている中ですからね。制限はかかりますけど、ぜひ見てほしいと思います」

 ―実戦は春のキャンプにつながる

 「若い選手がフェニックスでプレーしていますけど、僕自身はプレーを実際見たことがないので。現場で近くで見たことがないので、そういう意味では、そこで見ていくことでスイッチも入るだろうし。まあフェニックスリーグやったあとなので、少し休んで、いいスイッチがすぐ入ると思うので。そういう状態で見たいなと。試合と、試合というか実戦と、強化と。あとは意思の疎通ですね。ここが一番大事かなと思います」

 ―安芸に行くメンバーは絞り込んだ

 「僕を含めた新しい首脳陣の方々と全体で話し合って、決まっていくんじゃないでしょうか。僕一人で決めることはないです」

 ―あすフェニックス・リーグを視察した上で判断するか

 「明日は和田(2軍)監督をはじめ、2軍の首脳の方とお話をしたりとか。選手のプレーを見させてもらって、シーズンが終わったところでどれだけやる気が出ているのか、それとも惰性でやっているのか、見た方が選手はスイッチが。僕も若いときの記憶では監督に見に来てもらった方がうれしかったし、そういうところでは、飛んでいきたいというところですね」

 ―若手主体のフェニックス・リーグだが、アピール次第ではというところは

 「まだ秋ですから、来年は早いですけど、当然、すごく能力が高い若い選手が入って来ているのももちろん知っていたので。育成のどのレベルに今いるのかも分かっているし、思い描いているところに彼らが入っているのもあります。だから、その期待を持って見に行きたいですし、若さがあふれるフェニックスリーグ、秋季練習、秋季キャンプにつながってほしいと思っていますね」

 ―17、18日の試合ではどこを見たい

 「やっぱりスイッチが入ってるかどうかですね、その試合なので惰性でやることはないと思うので、いかに集中しているかというのは見てとれるんで。自分もそういう目で、期待の目ですね。厳しい目というのは実は全くなくて、いいところ見つけようかと思って行きます」

 ―クラブハウスで選手とは会った

 「全く会えてないです。本当なら今すぐにでも会いたいですけど、会えないわけではなくて、ミーティングをしていたので、今は準備段階、昨日も言いましたけど、それをやっているので、本当は(選手が)いたらすぐに会いたいし電話もしたいですけど、誰かだけとなると自分も中途半端になるので。会えば普通に話はしますけど」

 ―今日はドラフトに時間を割いたのか

 「(話したことは)全てのことだと思ってもらっていいと思います。オフに取り組まなければいけない全てのことについて話し合った」

 ―15日に就任会見を終えて、17日に宮崎と精力的。時間を無駄にしたくない

 「それが当たり前なんだと思います。やっぱりそれしかできないのかもしれないし、見る目っていうのを、自分がしっかり見ていかないと、人任せにはできないので、そこだけは、そういう仕事ですから、大丈夫だと思います。行かせていただきます」

 ―安芸キャンプで実戦。1試合だけか

 「いや、やっぱり週末ね、たくさんのファンの方が来られるような日に、選手たちに頑張ってもらいたいし、その中でも若手の選手の活躍っていうのは、ファンの方にとってもすごく大事なところなので、コンディションの良い選手からアピールしたいと思っている選手がたくさんいると思うので、後は現場でコーチを話をして、皆さんも分かっている通り、実戦でね、1軍で出てない選手がたくさんいますから、それを見たいなと、僕が、遠い昔ですけど、試合があった時のアピールの仕方とか考えたもんだなというのがあって、その中でうまくいったとかいかないっていうのも、若いなりに経験してほしいっていうのがありまして」

 ―2(土曜日)、3(日曜日)、4日(月曜、祝日)でもう実戦をする

 「詳しいですね、曜日感覚が(笑い)。僕はスケジュールがそこまで。でも、そこの何回できるかっていうことに関しては、週末なんですけど、選手たちの状態、明日から行ってみて、おそらくそういうことを伝えるかもしれないです。ただ、コーチと和田監督と話してみて、ちょっと難しければなくなるかもしれないです、また明日でも聞いていただけたら」

 ―プロが相手か対外試合か

 「それも結局、明日(フェニックス・リーグに)行ってみてスタッフの方と話したり(して決める)。ただ実戦はしたいと。それは選手たちの緊張感と両方相まって、やっぱり安芸市の方も喜ぶし、何のためにプロ野球のキャンプがあるかっていうのを、野球界として素晴らしいプレーを見てもらいたいというのもあります」

 ―きょう球団にその意向を伝えた

 「僕がそれを決めて構わないということなので、僕は自分の若い時見ても、試合がないっていうことよりも、練習が必要であればその分、長く練習すればいいし、オンとオフ切り替えながらってことができたので実際。けどやっぱり選手はアピールしたいと思いますけどね、正直」

 ―藤川監督が所属していた四国IL・高知と試合も

 「そこに関しては野球教室を一緒にやるっていうのはもう分かってますけども、そういう意味では、地域と一緒に盛り上がるっていうのは、今度の尼崎の話もそうですけど、全て含めてすごく大切だと思うので。決して興行的にやるわけではなくて、地域の元気とか野球が、スポーツが何のためにあるかっていうのは大事だと僕は考えている。選手は絶対分かっていると思う。野球教室受けた選手もたくさんいるのでね、実際」

 ―藤川監督も野球を教える

 「当然です。僕は毎年行かせていただいてますし、二神広報も高知県出身ですから。栄枝もそうだし、森木もそうだし、高知県にかかわるわけじゃないですけど、地元って僕たちの時代もとてつもなく大事。岡田監督も門別、茨木を北海道で起用したりとかそういうこともあって、今考えても浮かんでくるし。そういうのは大事なんじゃないかなと思います」

 ―楽しみ

 「楽しんでもらえるように丁寧にチームを見て、決して選手たちに無理のないようにするんで、みなさんに来ていただいて元気とね、高知の秋を楽しんでほしいと思います。秋の季節なんで。食べ物もそうですし。とりあえず明日からフェニックスに行くんで」

 ―セ・リーグのCSファイナルステージは見る

 「当然、見なきゃいけないと思っていますけど。コーチたちが見ているんじゃないですか」

 ―球団事務所に到着した時に「遠い」と言っていた

 「交通事故がありまして、迂回して回ってきたので。移動は慣れているのですが、待たせてはいけないので」

 ―高知出身の阪神監督は初めて

 「知らなかったですね、大先輩に恐縮ですね。タイガースファンが多くてありがたいところですし、今、阪神タイガースだけじゃなくてオリックスが強ければオリックスファンの子どもたちもいるし、常に阪神の帽子をかぶってもらえるぐらい頑張りたいし。高知ファイティングドッグスの帽子をかぶっている子どもさんたちもいるんで。それがなぜかというところをもう一度、おごることなく球団として考えていきたい」 

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