◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 メッツ―ドジャース(16日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)
ドジャースの意外性の男、E・ヘルナンデス外野手が、敵地のメッツ戦で貴重な中押し2ランを放った。
2死一塁で打席に入り、マウンド上は元西武のギャレット。ボークで走者が二進し、カウント1―2で迎えた6球目、変化の小さかったスプリットをとらえた。ボールは相手左翼手のジャンプしたグラブの上を越え、スタンドに飛び込んだ。
11日(日本時間12日)の地区シリーズ第5戦での一発に続く、ポストシーズン2号。手を振って気持ちよさそうにダイヤモンドを一周し、ホームインすると、次打者の大谷に向け“かめはめ波”のポーズで喜びを表した。
“キケ”の愛称で親しまれるヘルナンデスは、レギュラーシーズンは2割2分9厘12本塁打にとどまったが、今ポストシーズン打率は3割超。チームのムードメーカーでもある33歳が勝負強さを見せつけた。