Infoseek 楽天

ドジャースの勝ち上がり確率は75%…PS3度目8点差以上完封はMLB史上初…大谷の痛烈弾の歴史的な価値

スポーツ報知 2024年10月17日 14時3分

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 メッツ0―8ドジャース(16日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャースが敵地でメッツを破り、シリーズ成績2勝1敗で勝ち越した。

 「1番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平投手は4打席目まで無走者で3打数無安打1四球。PSでの走者なしで25打席無安打となり、迎えた8回だ。1死一、二塁。この日初めて走者を置いて迎えた第5打席でカウント0―1からの2球目。膝元に投じられた89マイルのカットボールを右翼ポール際、2階席上段に運んだ。左手で「フェアだ」とジェスチャーをとりながら、確信の表情で走り出した。4―0からさらに3点を追加するだめ押し弾で、勝利を確実なものとした。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス氏のX(旧ツイッター)によると、現行の4戦先勝方式で1勝1敗から勝ち越したチームの突破率は69%(100チーム中69チーム)。敵地で3戦目で勝ち越したチームに限定すると、75%(40チーム中30チーム)になるという。

 またドジャースは今ポストシーズンで4度目の完封勝利で、2016年インディアンス(現ガーディアンズ)の5度に次ぐMLB史上2位タイ。4完封中8―0が2試合、9―0が1試合。5点差以上の完封3度は史上初で、8点差以上3度ももちろん史上初だった。

 大谷本塁打は打球速度115・9マイル(約186・5キロ)。メッツ戦初戦で放った右翼フェンス直撃安打は116・5マイル(約187・5キロ)だった。単一ポストシーズンで115マイル(約185・1キロ)以上の強烈な当たりを2本放ったのは2015年のスタットキャスト導入以後で最多タイ。また21年以降で23本目(ポストシーン含む)の115マイル以上の本塁打で、スタントン(ヤンキース)を抜いて単独最多となった。

この記事の関連ニュース