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高梨沙羅「だからこそ、五輪で勝ちたい」 パリで五輪初観戦「こんなに大勢の人の心を動かせるものってない」

スポーツ報知 2024年10月17日 18時4分

◇スキージャンプ 全日本選手権 公式練習(17日、長野・白馬ジャンプ競技場)

 2018年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)が17日、公式練習で18日のノーマルヒル(ヒルサイズ98メートル)本戦に向けて最終調整を行った。晴天の中、調整段階で89・5メートルを飛び、充実の汗をぬぐった。

 今季は26年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪のプレシーズン。取材に応じた高梨は2月の世界選手権(トロンハイム)に照準を合わせ「世界選手権、来年五輪と続いていくので、自分のやるべきことに集中しながら、いいものをつくっていきたい」と意気込んだ。

 パリでの夏季五輪が閉幕した8月14日のサマーグランプリ・クージュベル(フランス)で、3季ぶりに優勝を果たした。「冬につなげるための夏のシーズン。ベースをつくっていけたらと思っている中で成績もついてきてくれる。メンタルのスポーツなので、力にはなってくると思います」。今月上旬にドイツのクリンゲンタール(9位)でサマーシーズンを終えて総合3位に。手応えを得て、国内の大会に帰ってきた。

 “初めて見る”光景に奮い立った。今夏、フランス遠征中に日程も合い、パリでの夏季五輪を初めて観戦。半井重幸(ダンサー名・SHIGEKIX)らブレイキンを観戦した。「やっぱり五輪ってすごい。こんなに大勢の人の心を動かせるものってない。だからこそ五輪で勝ちたいと思うし、自分の納得がいくジャンプができるように作り上げたい。この一瞬、注目を浴びた時に自分もそういうパフォーマンスができるようにしたい」と刺激を受けた。

 今大会は18日のノーマルヒルと20日のラージヒルで22年以来となる2年ぶりの2冠を果たし、11月から始まるW杯シーズンへ弾みをつける。

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