広島の栗林良吏投手が１６日に群馬県内の病院で右肘関節を手術したことを受けて１７日、新井貴浩監督が「トレーナーから『開幕に間に合う』と報告を受けている」と今後の見通しを示した。
手術は「関節鏡視下骨棘切除術」という術式で、一般的にクリーニング手術と呼ばれるもの。指揮官は「彼にとっては初めての手術だから、すごく不安だと思う」と心情を思いやりながら、「彼と話し合いながらいろいろ予定を立てていきたいなと思います」と語った。
今季は自己最多６０試合登板で球団タイ記録の３８セーブを挙げた右腕だが、終盤は精彩を欠き、９月上旬まで０点台をキープしていた防御率は最終的に１・９６でシーズンを終えた。２１年の東京五輪、２３年のＷＢＣ（途中離脱）では侍ジャパンの代表メンバー入りも、１１月開催のプレミア１２は選外となっていた。