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山本由伸「すごくうれしく思います」「本当にすごい経験をしている」 5回途中2失点で8奪三振の好投

スポーツ報知 2024年10月18日 12時53分

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 メッツ2―10ドジャース(17日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャース・山本由伸投手(26)が17日(日本時間18日)、リーグ優勝決定シリーズ第4戦の敵地・メッツ戦に先発し、4回3分の1で73球を投げ、4安打2失点、8奪三振で試合を作り、チームの勝利に貢献した。ドジャースは敵地で2連勝し、リーグ優勝決定シリーズ突破とワールドシリーズ進出へ王手をかけた。

 1回表に、「1番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平投手(30)が、ポストシーズンでは日本人初となる先頭打者本塁打を放って1点を先取。ドジャースは最高の形でリードを奪った。だが、1回裏の山本は、先頭のリンドアこそ遊ゴロに打ち取ったが、続くビエントスに同点ソロを被弾。2球目の95・1マイル(約153・0キロ)の直球を右翼席に運ばれて追いつかれた。

 それでも1回1死からイニングをまたいで4者連続奪三振。2点をリードした3回には1死満塁のピンチを迎えたが、ニモの二ゴロによる1失点のみで防いでリードを守った。ベッツの2点適時二塁打でリードが3点になった直後の4回はこの試合初めての3者凡退。5回は先頭のアルバレスに死球を与え、リンドアからこの試合8個目の三振を奪って2番手右腕・フィリップスにマウンドを譲った。

 73球は、ポストシーズン3試合目の登板で最多。試合開始時の気温12度とあって最速96・2マイル(約154・8キロ)、直球の平均球速95・0マイル(約152・9マイル)は、最速が2マイル(約3・2キロ)、平均が1・7マイル(約2・7キロ)遅かったが、スライダーを今季最高の19・2%(14球)投げるなどして力投した。

 山本は試合後のテレビ中継インタビューで「とにかくこの試合に勝てたことが、すごくうれしく思います。初回から失点はしてしまったんですけど、なんとかリードを守って次につなげたので最低限の仕事だったかもしれないですけど、とにかく試合に勝てたのできょうはよかったと思います。一発打たれましたけど、一発のあるバッターがたくさんしたので、とにかく丁寧にコースを狙って投げました。本当にすごい経験をしているなと、登板するたびに思いますし、また次につなげていいピッチングができるように頑張りたいと思います。あしたもチーム一丸でもう1勝とって、ワールドシリーズに進めたらと思います」と話した。

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