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女子100M障害の田中佑美「私もまだまだ強くなれる」パリ五輪の経験を生かし、来季へ

スポーツ報知 2024年10月18日 14時50分

 ニューバランス契約アスリートで、今夏のパリ五輪、陸上女子1500と5000メートル代表の田中希実(ニューバランス)、同100メートル障害代表の田中佑美(富士通)、同男子マラソン6位入賞の赤崎暁(九電工)が18日、東京・国立競技場で行われた「Team NB Athletes Special Talk Session」に登壇した。

 今夏のパリ五輪には、陸上で初めて敗者復活戦が導入された。田中佑は日本勢で初めて敗者復活戦から準決勝に進んだ。「プレッシャーのかかる部分ですが、プレッシャーを感じなかった。五輪に出場するまでの道のりが激しかったので、緊張や怖いは乗り越えて、乗り越えて。普通は失敗したらどうしようって不安がありますが、敗者復活戦は自然とそういう考えが頭になかった」と重圧のかかる大舞台を楽しんだ。

 自身初の五輪を経験し、「予選から準決勝は持てる力を100パーセント発揮できさえすれば行ける可能性がある。でも準決勝から決勝は、やはり大きな実力の差があると感じました」と田中佑。その上で「今回、現・世界記録保持者が準決勝で落ちてしまったんです。自分よりもっと速い選手、もっと強い選手も辛さや緊張があるっていうことを肌で感じました。同じ人間。私もまだまだ強くなれると逆に勇気をもらいました」と話した。東京での世界選手権も行われる来シーズンへ、さらに強化を進めていく。

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