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「ここからひっくり返すのが本当のチャンピオンチームだ!」CS敗退の大ピンチに立った巨人打線に、レジェンドOBが猛烈ゲキ

スポーツ報知 2024年10月19日 5時30分

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファイナルステージ 第3戦 巨人1―2DeNA(18日・東京ドーム)

 巨人は追い詰められたな。この3試合、得点は0点、1点、1点か…。バッティングで、まあまあ格好がついているのは岡本和と丸くらい。あとの打者は打てそうな気がしない。ボール球でも何でも打ちに行って、打てるわけがない。

 リーグ優勝したチームはシーズンが終わると、待ちの状態が長くなる。選手はフェニックス・リーグに出て調整したけど、本来は彼らが参加するような試合ではない。打席に立っても、緊迫感が出ないからだ。

 それに対して、CSの第1ステージを勝ち上がってきたチームには勢いがあると言われる。だが、連勝で勝ち上がって来たDeNA打線が活発に打っているわけではない。オースティンが試合を決める一発を打っているだけで、打線全体に勢いがあるとは思えない。

 ただ、言えることは、DeNAの選手が伸び伸びとプレーしているのに対して、巨人の選手は、野球が“重い”ということ。対戦しているのが主力投手でないのに、打ちあぐねている原因は、調整の失敗と、もう1つ。怖さを感じながら打っているからだ。

 崖っぷちに立った選手に「開き直れ」と簡単に言うけど、必要なのはそれじゃない。大ヤマでもいいから、球種を絞って打つしか打開策はない。巨人ナインよ。ここからひっくり返すのが本当のチャンピオンチームだよ。(スポーツ報知評論家・堀内 恒夫)

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