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森保監督、1―1の豪州戦は「自分の采配も含めて、何かもうひと工夫あれば勝てたんじゃないか」

スポーツ報知 2024年10月18日 22時43分

 サッカー日本代表の森保一監督(56)は18日、J1横浜M―新潟戦(日産ス)を視察後に取材に応じ、1勝1分けで終えた10月の26年北中米W杯アジア最終予選について「サウジアラビア、オーストラリアと強豪と戦った中で勝ち点4は悪くなかった」と振り返った。

 過去3戦全敗と鬼門だった敵地・サウジ戦(10日)はMF鎌田大地、FW小川航基が得点。5万6283人が詰めかけた完全アウェーの環境を2―0で勝ちきった。「サウジで結果をこれまで出せなかった中で勝てたことは、我々がやってきたことに自信を持てる結果になった」と胸を張った。

 15日のホーム・オーストラリア戦は後半13分にオウンゴール(OG)で失点。途中投入したMF中村敬斗が鋭いドリブル突破からのクロスで相手OGを誘発し、1―1のドローで終えた。

 指揮官は「内容的には悪くなかったと思うが、勝ち点1でなく勝ち点3を取れるように、今度は力をつけなければいけないと、改めて、ホームで勝てなかった悔しさも私自身、わいてきてます。支配していた中、勝ちきれなかったのは自分の采配も含めて、何かもうひと工夫あれば勝てたんじゃないかなと改めて、試合が終わっていろんな試合を反省してる中では、自分の中でできたことはあったのではと思いがある」と明かした。

 5バックと中盤4人で堅く守る豪州を崩せず、1得点にとどまった。交代カードを1人残して試合を終えるなど、自身の選手起用や交代策についても改善の余地を感じているという。「もう1人交代枠が残っていた中で、違う起用の仕方があったのではないかなと。2点目を奪うところ、複数得点を奪うことが勝利につながる可能性をより高める部分では、まだできることはあると思う」とした。

 森保ジャパンは26年W杯で優勝を目標に掲げる中、堅く守る強豪を崩せるかは今後も課題となる。「カタールW杯を振り返った時にもコスタリカに最後崩せず、得点を奪えずに失点した。1点は拮抗した試合では仕方ないところはあるが、引く・引かないは別として、強固に守備をしてくるレベルの中で、そこを打ち破って勝っていくことを、世界一を目指してるチームであれば、私の采配を含めて、もっとやれる、もっとできることを目指してやっていかなきゃいけない」と言葉に力を込めた。

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